USMEFダン・ホルストロム新会長が来日、情報交換会開く

USMEF ダン・ホルストロム新会長兼CEO
〈17年の対日輸出はビーフ・ポークで3,500億円、日本向けは輸出全体の25%に〉
米国食肉輸出連合会(USMEF)は15日、東京・新宿区のレストラン「クルーズ・クルーズ新宿」で、ダン・ホルストロム新会長兼CEOの来日を機に、取引先・メンバーなど80人が参加し情報交換会を行った。

ダン・ホルストロム会長は、アメリカン・ビーフ、アメリカン・ポークの日頃の拡販に感謝の意を示すとともに、「会長に就任するに当たり、顧客の皆さん、メンバーの皆さんに感謝したい。生産者・輸出業者と顧客を結びつけるのがUSMEFの使命と考えている。2017年の対日輸出実績はビーフで1,900億円、ポークで1,600億円、合計3,500億円となった。長年輸出先のNo.1であり、米国の輸出額に占める日本の割合は25%に達した」と、昨年の実績を強調した。

また、自身の食肉業界・USMEFとの関係について、「アイオワ州の家族経営の農場に生まれた。コーン、大豆の栽培とともに、1万2,500頭のフィードロットを持っている。1983年に業界に入り、当時のスイフト社(現在のJBS)で27年間輸出マーケティングにかかわった。これは27年間USMEFのメンバーとして活動してきたことになる。2010年にUSMEFのスタッフとなり、一貫してマーケティングを行ってきた。メンバーとして、さらにUSMEF内部で仕事をしてきたことを光栄に思うと」と紹介した。

その上で、フィリップ・セング前会長の後任となったことについて、「セング前会長はよき友でありよき同僚だった。前会長が培ってきた長い歴史は素晴らしいものがある。特に日本での功績は大きい。共に仕事をしたことで様々なことを学んだ。この間、後任としてどう思うか、との質問を多くいただいた。しかし、同じことをするのは不可能であり、これを引き継ぎ、良かったことを、さらによりよく磨き上げることが私の仕事だと思う」と述べた。

来賓では、米国大使館農務部のゲイリー・マイヤー農務担当公使が祝辞と乾杯の音頭を取り懇親に入った。会場では、18年の見通し、販売方針などが紹介された。また、USMEFメンバーが壇上に上がりあいさつした。

〈畜産日報 2018年3月19日付より〉

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