〈調理加工品「賛否両論」で和総菜ギフトや炊きこみご飯の具提案〉
伊藤ハムは5月30日、西宮市内の本社で18年中元ギフト説明会を開催し、米田雅行常務取締役加工食品事業本部事業本部長(伊藤ハム米久ホールディングス取締役執行役員)、春名公喜加工食品事業本部事業戦略統括部部長兼マーケティング部部長(伊藤ハム米久ホールディングス執行役員)、佐藤敏文伊藤ハムフードソリューションMK企画部部長らが出席した。
左から春名部長、佐藤部長、米田常務

左から春名部長、佐藤部長、米田常務

18年中元では「伝統を誇る贈り物『伝承』」をキャッチフレーズに展開し、ギフト全体では前年以上のセット数を目指している。ハムギフトのトップブランド「伝承」シリーズでは、大判ももハムや、2種類の生ハムをセットに組み入れた創業90周年記念セットを2種類発売する。「伝承献呈」シリーズでは、お客様調査の結果を反映させて中敷きデザインを緑サテン柄に変えて、高級感を演出する。「神戸」シリーズでは、化粧箱を高級感を感じるデザインに変更している。

伸長傾向にある調理加工品ギフト「賛否両論」では和総菜ギフト、炊きこみご飯の具ギフトを投入してさらなる拡大を図る。また、ギフトに先駆けて、母の日・父の日需要の取り込みを図るため、税別3,000円と4,000円の定番セットに「いつもありがとう」のメッセージが入った短冊シール入りセットを展開している。洋食ギフトでは、レンジ調理だけで手軽に煮込み洋食メニューが食べられる詰め合わせセットを提案している。「賛否両論ローストビーフ」は発売開始以来、毎年大きく伸長しており、18年中元のローストビーフギフトの中でも一押し商品に位置付けている。

プロモーションでは引き続き、歌舞伎俳優の二代目松本白鸚さんを起用して、テレビCM、交通広告、屋外広告、店頭販促物での訴求を行う。松本白鸚さんが「伝承はこの国の誇りである」というメッセージを表現するテレビCMは、6月上旬から全国で放映を開始する。

〈調理食品強化、ハム・ソーでは収益のバランスとる/米田本部長〉
米田本部長は説明会の中で昨年のギフトを振り返り、「ギフト全体ではセット数が前年を少し上回り、中元が(前年の)99%、歳暮が101%であった」と述べた。

内容について、「ハム・ソーが前年に少し届かなかったが、その分を調理食品でカバーして(全体で)前年をこえることができた。良かった点では調理食品が130%以上と伸びた。また、百貨店チャネルはここ数年悪かったが、昨年の歳暮は1番伸びた。百貨店が前年割れであれば、全体でも前年に届かなかったかもしれない」と説明した。一方、悪かった点については、「宅配料が大きく値上がりしたことで収益的に例年と比べると苦しくなった。宅配料は昨年の中元で値上がりしたが、歳暮でもさらに値上がりした」と語った。18年中元のコストなどについて、「前年と比べ宅配料も上がるので環境としては厳しい。それに加えて、人件費が非常に高くなっているほか、社内の物流費もだいぶ上がっており、収益的には非常にバランスが良くない状況」と述べた。

18年中元に向けて、「調理食品を引き続き強化してゆく。また、ハム・ソーはシェア争いに加えて 収益を考えたコストダウンを図り、収益のバランスを取ってゆく」と対策によって収益確保に取り組み姿勢を示した。

〈畜産日報 2018年6月1日付より〉

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