豚肉の年末年始分の手当ては先週の段階でほぼ一段落している。昨年はこのタイミングで枝肉相場は上物税抜きで500円台後半まで跳ねたものの、今年は末端消費が伸びてないことや輸入品の供給増加などで相場は上がらず、ジリ安の展開となった。連休明け後も基調は変わらず、26日の関東3市場の相場(全農建値)は372円(税抜き、以下同)と前日から24円下げている。このうち、東京市場は1,000頭近い上場頭数があるなかで、上物400円を維持したものの、一部の銘柄豚が押し上げた要因ともいえ、実際は中物が343円を付けるなど上中格差も60円近く開き、買いの弱さが伺える。

12月最終週の動きの中心はカタロースとバラくらいで何とかパーツ相場も900円台を付けている状況だ。これに対してロースやヒレの動きが鈍く、とくにスソ物の動きが悪く、モノによっては400円を割る案内も聞かれ、凍結に回す動きもみられる。

上述の通り、年末手当はほぼ終わっているため、残り2日間の相場の上げ材料は乏しい。一部追加オーダーも考えられるが、必要な部位・数量とみられる。足元の相場動向からみても、すでに出荷頭数のピークは過ぎたとみられ、今後は需給の実勢を反映した相場展開が予想される。年末相場は、目立った上げもなく、せいぜい400~410円程度で止まるとみられる。

輸入チルドも、国産と連動して中旬以降失速気味で、ロース、スソ物中心に動きが鈍っている。年末は強い寒波が予想され、鍋物需要が期待されるものの、年末年始の消費如何では年明け早々から在庫消化が課題となりそうだ。

〈畜産日報 2018年12月27日付より〉