総務省が公表する家計調査について、2020年1~4月の1世帯当たり食肉の購入数量をまとめた。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、外出を自粛する動きから内食需要が高まった。家計調査の結果をみても、家庭内での調理機会の増加を反映し、全国1世帯当たり食肉の購入数量は、各畜種で右肩上がりに伸長している。

とくに、新型コロナの影響が顕著に現れはじめた3月の食肉の購入数量は、生鮮肉全体で前月比14.4%増の4.6kgと大きく伸長した。そのうち、牛肉は同14.9%増の600g、豚肉が同12.9%増の2.0kg、鶏肉も同15.3%増の1.6kgと3畜種すべてで前月から1割以上伸長した。

また、4月は全国で緊急事態宣言が発令されたことで、在宅勤務や学校の一斉休校などの動きがいっそう強まった。このため、生鮮肉の購入数量は同8.9%増の5.0kgと5kg台に達した。牛肉は同9.2%増の655g、豚肉が同0.7%増の2.1kg、鶏肉が同11.6%増の1.8kgと、前月から増加幅は縮小したものの、各畜種とも3月の購入数量をさらに上回っている。

一方、5月はゴールデンウィーク明けから徐々に緊急事態宣言が解除され、休業を余儀なくされていた外食店などでは営業を再開する店舗が増えはじめた。量販店などでは依然として底堅い需要が続くが、4月に比べると若干落ち着きを取り戻しつつあるようだ。このため、5月の食肉の購入数量は高水準で推移するものの、4月からわずかに落ち込むことが予想される。

〈畜産日報2020年6月9日付〉