販売価格下落で減収も、数量増・コスト減等で大幅増益=木徳神糧第2四半期

木徳神糧㈱(平山惇社長)は11日、2015年12月期第2四半期決算を公表した。連結ベースで売上高510.82億円(前年同期比5.3%減)、営業利益7.79億円(同46.9%増)、経常利益7.97億円(同45.0%増)の減収大幅増益。四半期純利益は5.22億円(同112.8%増)となった。米穀事業では既存取引先のシェア拡大等で販売数量を伸ばしたが、国産米の販売価格が前年同期と比べて大幅に下落したことで減収となった。利益面では米穀事業で中食や外食向けの精米販売や、卸業者間における玄米販売の拡大、仕入れ手法の多様化の推進、販売管理コストの削減、在庫管理の徹底に注力。グループ全体の利益拡大を牽引した。通期業績予想は5月13日の上方修正から変更なく、売上高1,010.00億円(前期比4.8%減)、営業利益11.00億円(同2.8%減)、経常利益10.80億円(同0.9%減)、当期純利益6.80億円(同0.5%減)。また、同日に配当の上方修正を発表。第二四半期末配当は予想から1円上方修正して5円とし、期末配当予想も4円から5円に引き上げ、年間予想は10円となった。