【需給俯瞰】産地ごとに占う30年産米の行方〈1〉 第1回作付動向は前年並み

米麦日報 2018年2月28日付
〈平成30年産米・都道府県別作付動向の一覧表=クリックして閲覧〉

農林水産省は27日、1月末現在の平成30年産米・都道府県別作付動向(第1回中間的取組状況)をとりまとめ公表した。この段階では数値的なものではなく、矢印で増減を表現しているだけだが、主食用米の作付は、29年産の実績に比べ、増加6県、減少5県、前年並み36県のため、全国ベースではほぼ前年並みの作付になるものと見込まれる。戦略作物の増減は以下の通り。

▽飼料用米=増加9県、前年並み20県、減少16県
▽加工用米=増加18県、前年並み14県、減少10県
▽WCS(稲発酵粗飼料)=増加13県、前年並み19県、減少11県
▽新市場開拓用米(輸出用米等)=増加27県、前年並み7県、減少0県
▽麦=増加13県、前年並み25県、減少7県
▽大豆=増加11県、前年並み31県、減少傾向3県▽備蓄米=増加0県、前年並み3県、減少傾向29県。

〈米麦日報 2018年2月28日付より〉