「いきなり!ステーキ」の勢いが「いきなり!ソース」に波及、前年の2倍超出荷

高い企画力を生かして焼肉のたれやキムチなど牛角ブランドを筆頭に、有名店や有名シェフとのコラボレーション商品を多数展開しているフードレーベル社(埼玉県所沢市、鈴木五生社長)。

ペッパーフードサービスが運営するステーキ店「いきなり!ステーキ」監修の下、16年8月に発売したのが「いきなり!ステーキ いきなり!ソース」だ。昨年は一気に73店舗を新規出店するなど「いきなり!ステーキ」の勢いもあり、「いきなり!ソース」の売れ行きも好調。発売以来、出荷販売数は右肩上がりに推移し昨夏以降、毎月前年比2倍以上で伸長している。

「いきなり!ステーキ いきなり!ソース」は、店舗のオリジナルソースの味を参考に商品化した、肉の旨味を引き立てるにんにくが効いた醤油ベースのステーキソース。195g入り、希望小売価格は税抜380円。

焼肉チェーン「牛角」や「焼肉チャンピオン」「焼肉トラジ」など有名外食店とのコラボ商品を多数展開してきたフードレーベル社の強みを生かし、同商品の発売にこぎつけた。

発売以来、スーパーなどの取扱店舗も月を追うごとに増加しており、「いきなり!ステーキ」店舗での販売も実施中だ。「行列のできる店舗の味が、家庭で手軽に味わえるとして人気だ。リピーターも多く、何度も購入いただける固定ファンも付いている」(同社)。

好調さを受け今春、新味として「いきなり!ステーキ いきなり!オニオンソース」も発売。ランチの人気メニュー「ワイルドハンバーグ」で使用しているオリジナルソースを参考に商品化、ステーキやハンバーグはもちろん、からあげや野菜炒めにも勧めている。フードレーベル社は、今年は200店舗以上の新規出店を予定する「いきなり!ステーキ」店舗の勢いに加え、選べる2品体制で、さらなる拡販へとつなげていくという。

〈食品産業新聞 2018年3月5日付より〉

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