太田油脂、マルタ・えごま油ブランドで新商品発表会、認知度向上など狙い

太田油脂は23日、新商品発表会を東京・丸の内の玄米カフェ「実身美(サンミ)」で開いた。マルタブランドのえごま油の認知度向上と、購入機会・使用機会の拡大を狙いとしており、小袋タイプのドレッシングやアーモンド油、オリーブ油とのブレンド商品など8品(通販限定商品含む)を、4月から順次発売する(詳報次号)。

発表会にあたり、太田健介社長は、えごま油市場の動向について、「植物油のイメージがこの2年で、『質の良い油を摂ることはいいことだ、健康のためにもっと摂取すべき』という方向に変化した。植物油の生理機能についても、体質改善やストレス軽減、動脈硬化、アンチエイジングとの関連で研究が進み、女性誌では毎月のように植物油の特集が行われ、関心は引き続き高い。その中で、えごま油は認知症、美肌・腸活といったテーマで注目されている。(同社推定の)市場については、プレミアム油(えごま油、アマニ油、ココナッツ油)は15年度の260億円規模から、16年度は145億円規模に縮小しているが、14年度の90億円規模と比べると、60%上回っている。中身についても、ココナッツ油は落ち着いたが、えごま油とアマニ油の需要は安定している」との見解を示した。(詳細は本紙にて)