FAO需給見通し、穀物供給十分で期末在庫は史上最高水準-農水省需給レポート

農水省の海外食料需給レポートによれば、FAO(世界食糧農業機関)がこのほどまとめた17/18年度の世界食料需給見通しによれば、穀物需給は前年度に引き続き供給量が十分で、期末在庫は史上最高水準を維持すると見込んでいる。

食料需給見通しによれば、17/18年度の世界の穀物生産量は、25億9,370万tと前年を0.5%下回る見込みながら、消費量は史上最高の25億8,420万tで前年を0.5%上回るとしている。貿易量は3億9,100万tで、小麦、大麦、ソルガムの需要減退から前年を1.2%下回るとしている。結果として、期末在庫は前年をわずかに上回る7億0,250万tと、史上最高を更新すると見込んでいる。