油祖離宮八幡宮(京都・大山崎)は7日、春の大祭「日使頭祭(ひのとさい)」を開催した。献燈の儀、湯立ての神事、祝詞奏上、玉ぐし奉てんが古式にのっとり行われた。油脂関係者ら約100人と、地元からも多数参拝した。また、油祖離宮八幡宮では「アートフェスタin 大山崎町」(5~7日)も開催され、祭事を盛り上げた。

日の頭(ひのかしら)を務めた今村隆郎・日本植物油協会会長(日清オイリオグループ会長)は、油脂産業の基礎を築いた油祖として信仰されてきた離宮八幡宮の歴史に触れ、「油脂業界にとっての日使頭祭は、油の価値を再認識し、価値にふさわしい業界になるよう努力することを、油の神様の前で誓うことである。山崎の地で生まれた食用油は、長い歴史の中で発展し、品種は多様化し、おいしさや健康、品質や技術も格段に進歩した。業界を取り巻く環境は厳しいが、日本の食文化の一つとして後世に引き継ぐために努力したい」と誓った。

直会では、木村治愛・油祖離宮八幡宮崇敬会副会長(マルキチ会長)があいさつし、「日使頭祭を油脂業界の文化活動として位置づけ、継続してほしい」と呼びかけた。続いて日朝真人・日清オイリオグループ大阪支店次長があいさつし、「本日は世界保健デーでもある。油脂業界では昨今、えごま油を中心に、オリーブ油やごま油やこめ油、アマニ油が健康にいいと盛り上がりを見せている。油脂を通じて健康の維持向上につなげることも我々の仕事。貴重な油脂を大切に販売しながら、油脂業界をさらに盛り上げ、良い業界にしていきたい」と強調した。

宇田川公喜・全国油脂販売業者連合会会長(宇田川商店社長)は乾杯の音頭をとり、「価値に見合う油価の実現を目指そう」と呼びかけた。中締めとして、木村顕治・関西油脂連合会会長(マルキチ社長)が油締めを行った。

〈大豆油糧日報 2018年4月11日付より〉

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