日清オイリオグループは、米国ミネアポリス市(ミネソタ州)で先月開かれた、世界最大の油脂関係学会・アメリカ油化学協会(AOCS)の年次総会で、生涯にわたるMCT(中鎖脂肪酸油)とケトン体(体内の脂肪や摂取した油脂が分解されてできる物質、ブドウ糖以外のエネルギー源として注目されている)の役割などをテーマに、3人の著名な研究者を招いてシンポジウムを主催した。

定員の200人を超える聴取者が集まるなど、MCTの脳機能に対する可能性について、多くの研究者と共有できたとしている。

同社が招いた研究者として、米国のメアリー・ニューポート博士が、MCTが果たしてきた役割の歴史や、アルツハイマー病にり患した夫のMCT摂取による症状改善効果の紹介を行った。カナダ・シャーブルック大学のスティーブン・クネイン博士は脳の代替エネルギーとしてのケトン体の働きについて、豪州・イーディス・コウワン大学のラルフ・マーティンス博士は、ココナッツ油の可能性を示唆するアルツハイマー予防とMCTについて、それぞれ報告した。また、同社研究員は酵素によるMCTの効率的生産や、結晶性油脂に関する研究発表を行った。

さらに同社の展示ブースでは、MCTの研究開発の歩みを紹介すると共に、「メモリオン」などのMCT関連製品の試食などを行ったとしている。

〈大豆油糧日報 2018年6月14日付より〉

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