J-オイルミルズはこのほど、リアルタイムでヒトの感性を取得することができる脳波計「感性アナライザ」を活用することで、「食べたい気持ち」を可視化することに成功したと発表した。同社では、これを利用した食品開発や評価に応用することで、油脂の価値向上につなげたいとしている。

生体信号解析の専門家の満倉靖恵・慶応大理工学部教授の協力により、「感性アナライザ」により、「食べたい気持ち」に直結する脳波を特定し、さらに実証実験として、から揚げを用いた画像試験と実食実験により、脳波の「食べたい度」の変化を確認した。同社によれば、これまで「感性アナライザ」により、興味、好き、ストレス、集中、沈静といった感性が測定可能だったが、「食べたい気持ち」を測定し、可視化する研究は世界初だとしている。

同社ではヒトが油脂を含む食品においしさを感じることは一般に知られているが、その感性のメカニズムは完全に解明されていないが、今回の研究成果を活用することにより、「あぶら」が持つ価値・可能性を拡張して、揚げ物の価値や調理価値、健康価値といった付加価値機能を徹底的に追究し、人の心を動かすおいしさを創造する「おいしさデザイン企業」を目指すとしている。

〈大豆油糧日報 2019年1月31日付〉