〈インバウンド増加で市場顕在化を予想、初年度売上3億円見込む〉
日清商会はこのほど、ヴィーガンミートの発表試食会を都内で開き、台湾のベジ・ファーム社で製造された冷凍のヴィーガンミート5品を業務用として日清商会の専用ECサイトで3月末から発売することを明らかにした。

取扱商品は、ビーフ系の「チャンク」、骨付きチキン風の「やわらか もも」、チキンボール風の「同 ボール」、チキンカツ風の「同 ナゲット」、肉感覚の優れた「同 テンダー」の5品となっている。価格は450g、1,000円~1,500円を考えており、初年度の売上目標は約3億円を見込んでいるとしている。

冒頭あいさつした日清商会の朝倉昌彦社長は、「日本でも昨年後半から新聞紙上でヴィーガンという言葉を目にするようになってきた。世界のヴィーガン関連市場は330億ドル以上と言われており、年20%以上の成長を達成していると報道されている。ただ、それは欧米の話で、まだ日本では、定着した食習慣や食文化になっているとは言い難い。今後、訪日外国人や日本へ移住されるインバウンドの方々が増えてくるのに従い、日本でもヴィーガン市場が顕在化してくるのではないかと考えている。当社で取り扱うヴィーガン商品は厳選された原材料で、世界で認められたヴィーガン認証を取得しており、そして何よりおいしいヴィーガンミートの輸入販売を開始する」と述べ、品質の高さとおいしさに自信を見せた。

〈70年以上の実績、300種類以上のヴィーガンミートを提供/台湾ベジ・ファーム社〉
次いで、ベジ・ファーム社から世界のヴィーガン市場の最新情報が紹介され、「人口増加に伴って、世界的な食料不足が心配されている。その中でたん白質は人間に不可欠な栄養素のひとつであり、世界では植物性ミートの開発に力を入れ始めている。欧州市場では、植物性ミートの需要が非常に高まっている。台湾でも総人口の13%がヴィーガンだと言われており、当社では70年以上植物性ミートに特化した食品を作り続けてきた。ヴィーガンミートの種類は300以上。ISO22000、ハサップ、ハラルなどの認証も取得している。当社の製品の魅力は、GM大豆を使っていないこと、トランス酸脂肪を使用していないことなどが挙げられ、原材料には特にこだわって製造している」ことなどが紹介された。

その上で、ベジ・ファーム社のチェン・ユー社長は「われわれの目標は、環境保全を意識しながら、ベジタリアンやヴィーガンの料理をおいしいと感じてもらうことによって、食の選択肢を増やしていきたい。われわれは多様なニーズに合ったヴィーガン食品を作り出していくことができる」と述べた。

なお、試食会では、大人のビーフシチュー(チャンク)、季節の中華風炒め物(同)、温かいホワイトソース煮(やわらか テンダー)、洋食屋さんの酢豚(同)、ヘルシー感のトマト煮込み(やわらか ボール)、クールJapan な「つみれ汁」(同)、カリッと エスニックチキン(やわらか もも)、カジュアルナゲット&3つのソース(やわらか ナゲット)といったメニューが提供された。

〈大豆油糧日報 2019年2月27日付〉