全国油脂販売業者連合会は3月6日都内で、ごま油の特徴・機能・効能などについて学ぶ油脂未来セミナーを開催し、ごま油における理解を深めた。

冒頭あいさつした油脂未来セミナー実行委員会の館野洋一郎委員長(タテノコーポレーション社長)は、「油の価値を的確に理解して、それを伝えることができる力を付けていくべき。油業界で問屋が間に入ることによって、新しい価値を作り出すことができるようになっていくことが必要だ。そうすることによって、油脂メーカーやユーザー、消費者にとって、価値のある存在になっていけるのではないか。今回のごま油は今大きくクローズアップされている。ごま油について正しく情報発信できるようにしていきたい」と述べた。

セミナーでは、ごま油工業会の幹事会社として、九鬼産業の三宅耕二イノベーションセンター長を迎え、ごまとごま油について解説した。それによると、日本は原料ごまの99.9%を海外からの輸入に頼っており、年間約16万tが輸入されている。ごまの生産地は北米、アジア、アフリカと多岐に渡り、食用ごまは、パラグアイ、ボリビア、グアテマラ、ニカラグア、エチオピアなどから輸入しているが、約8割がアフリカとなっている。

ごま油の使用用途ではオリーブ油のようにチョイ掛けで使用されるケースが増えているという。健康油ブームの影響もあり、家庭用ごま油の使用は増加傾向、価格面でメリットのある調合タイプなどのラインアップも増えている。機能性では、セサミンがコレステロール値の抑制、肝機能向上、セサモリンはアンチエイジング効果などが期待できるなどとした。

〈大豆油糧日報 2019年3月11日付〉