〈みそ健康づくり委員会とのPRにも積極的に、日本酒とのコラボイベントも〉
福島県味噌醤油工業協同組合はみそ、しょうゆの需要拡大に向けて動き出した。東日本大震災の影響で、放射能汚染という風評被害もあり、みそやしょうゆの出荷数量も一時的に激減したが、同県の風土と合致した、味わい深い赤色系辛みそなどを訴求する。

同組合では、「食」と「ふるさと」新生運動推進本部・福島県主催が実施していた「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーンに協賛し、みそやしょうゆの需要拡大に努めてきた。

昨年末には、酒造や漬物の組合と合同で、初めて東京で商談会を実施した。100人近いバイヤーが集まり、会場に持ち込んだ福島県産の食品で、試食を交え、メニュー提案しながら、福島県産ならではのよさを懸命に訴求した。とりわけ、福島県のみそは赤色系辛みそであり、冬場が厳しい土地で保存性を高めるために、やや塩味の効いた長期熟成の味わい深いみそであることを印象付けた。

同組合の宮崎久重専務理事は、「みそ健康づくり委員会が実施したみそのPRイベントにも、積極的に参加する。全国的に活躍しているみそガールも福島市を訪れており、こうしたチャンスを今後とも生かしていきたい」と意欲を見せる。

福島県では、日本酒が全国的に有名。毎年行われている全国新酒鑑評会の金賞受賞数で全国初の6年連続第1位、通算8度目の日本一となっている。醸造王国ふくしまの復権を目指し、日本酒をひとつの切り口にして、みそやしょうゆをPRするイベントにも積極的に参加していきたいとしている。

今年は新たに、日本酒の知名度も助けに、「みそしょうゆ祭り」を計画中だ。参加型のイベントを実施して、「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーンを超えるようなイベントを考えていきたいと同組合でも意欲を示している。

〈大豆油糧日報 2019年4月19日付〉