ヒガシマル醤油は、淺井昌信会長らが都内でこのほど記者会見し、2018年12月期決算や今後の方針などを語った。

浅井会長は始めに決算概要について、「売上が2.6%減の180億3,000万円、経常利益は13.6%減の10億7,000万円となった。しょうゆは家庭用が1Lペットなどを中心に減少、業務用も1.8Lが減少したが、『牡蠣だし醤油』は2ケタ増となった。粉末調味料は『うどんスープ』が東西とも好調、『ちょっとぞうすい』シリーズもプラスとなった。一方で、つゆなど液体調味料は廉価販売に巻き込まれ減収した」と説明した。

今期については「品質向上とコスタダウンを目的に屋内タンクを廃止、新たに135klの仕込み用屋外タンクを10基新設し、9月から稼働する。消費者の生活防衛意識と節約志向、少子高齢化など業界の環境は厳しいが、淡口しょうゆのトップメーカーとして、国産原料による差別化、高品質の製品製造で消費者の期待にこたえたい」と述べた。

引き続き、岡田信一専務・営業本部長が今後の方針について「利益体質への転換を図ってきたが、前期は当社の基盤である西日本地区で地震、大雨などの災害が多発した影響が大きく減収減益となった。しかし不採算商品の改廃は進んでおり、今期もこれを継続し売り上げの伸長、成長性の確保に取り組む」と説明した。

その上で今期の状況について「1Lペットが想定以上に減少、粉末スープは昨年の1~2月の数字が大きく、スタートは前年割れとなったが、3月以降は順調。秋には関東で『うどんスープ』のテレビCM放映を予定、売り場でのメニュー提案を強化する。新商品を含めた施策により、下期は上期の微減を取り戻し、プラスでの着地を目指す」と述べた。

〈大豆油糧日報 2019年6月25日付〉