【新春インタビュー】日清フーズ・岩﨑浩一社長

岩﨑 2016年3月期第2四半期の食品事業実績は、売上高1,229億2,200万円(前年同期比3.3%増)、営業利益54億6,800万円(51.0%増)の増収増益でした。家庭用小麦粉新製品の投入や、業務用での顧客ニーズに合わせた新製品の投入など、新規顧客の獲得に向け、積極的な提案活動を展開したことが、成果となって表れています。また、海外事業では、東南アジア市場を中心に新規顧客獲得に向けた商品提案に努め、国内外の事業とも順調に推移しています。今期は特に、加工食品事業、業務用プレミックス事業、中食・惣菜事業が好調です。
加工食品事業は、前期の第1四半期は消費税率引き上げ後の反動で苦戦しましたが、今期上半期は堅調に推移しました。また、ここ数年取り組んできたトルコ日清製粉のパスタ工場、ベトナム日清製粉の調理加工食品工場、マ・マーマカロニ神戸冷凍食品工場が稼働しました。それぞれの工場で生産された製品をしっかりと販売していきます。また家庭用新製品では、「日清 クッキングフラワー」がヒット商品になり、今期の明るい話題の一つになっています。テレビCMの投入など積極的な広告宣伝活動も行い、当初計画の倍以上の規模に成長しつつあります。この「日清 クッキングフラワー」の成功によって、成熟市場であっても、やり方によってはマーケットを活性化できるという自信に繋がっています。

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