ホクレン“史上最高”ゆめぴりか5%増量キャンペーン、マツコ・デラックスCMは10年目

北海道米イメージキャラクター10年目となるマツコ・デラックスさん
北海道米イメージキャラクター10年目となるマツコ・デラックスさん

ホクレンは3月から、北海道を除く販売エリアで令和4年産(2022年)ゆめぴりかの5%増量キャンペーンを実施中だ。

ホクレンはゆめぴりかの販売基準を「精米タンパク含有量7.4%以下」と定めているが、生産目標としては「6.8%以下」という数字を設けている。この生産目標に達した割合は、これまで平成29年産の67.9%が最高だったが、4年産では初めて70%を超える見込み。この“史上最高”ゆめぴりかを記念して、6.8%以下の精米に限り5%増量(5kg袋+250g)して販売することとした。

ホクレンの米穀事業本部米穀部主食課・喜多智宏課長によると「現在の5kg袋の小売価格は概ね2,480~2,600円で、キャンペーン期間は卸ごとに多少異なるが、なくなり次第終了予定。増量の対象外となる6.9~7.4%も北海道を中心に引き続き販売を進めていく」とする。また、米穀部・南章也部長は、本紙・米麦日報に対し「4年産ゆめぴりかの販売は前年比1割増で推移しているが、目指すのは2割増だ。生産コスト高騰のなか生産者にしっかり還元できるよう、まずは高価格帯のゆめぴりかの需要・販売拡大に努めることで北海道米全体の価格の底上げに繋げていきたい」と述べた。

このキャンペーンに際し3月18日からは、北海道や東北を除く販売エリアやYouTube などで新CMを放映。北海道米イメージキャラクター10年目となるマツコ・デラックスさんを今年も起用した。CMでは料亭に立つマツコさんと実際のホクレン職員が、“史上最高”ゆめぴりかのPR方法についてテンポよく掛け合い「5%増量中!」とアピールしている。

マツコ・デラックスさんと、CMに登場するホクレン職員の南章也部長
マツコ・デラックスさんと、CMに登場するホクレン職員の南章也部長

3月15日に開催したCM発表会にもマツコさんが登場。トークの途中で、CMに登場したホクレン職員が南部長だと明かし、南部長も壇上に上がった。マツコさんは南部長の腕をがっちりと掴みながら「その眼鏡だとサラリーマン感がないのよ!CMの監督も演技指導するもんだから、かえって素人っぽさがなくなって……それを減点したら60点かな!」などと辛口コメントで会場を盛り上げた。

恒例のゆめぴりか試食タイムでは「今年はトータルバランスがすごい。甘さやもっちり感という分かりやすさだけじゃなくて、歯切れとか旨味もしっかり感じられる」と言いながらペロリと平らげ、ご飯への愛を語った。また、“史上最高”の仕事を訊かれると「それはもちろん……北海道米アンバサダーを10年も務めさせてもらっていることですよ。10年続く番組はあるけど、広告はなかなかないでしょ。元々北海道は好きだったけど、より愛着が増しているかな」とコメントした。

〈米麦日報2023年3月17日付〉

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