UCC「Largo(ラルゴ)」、ミシュランガイドと提携 飲食店のコーヒー体験価値向上へ

Largoを使ったアレンジドリンクの実演
Largoを使ったアレンジドリンクの実演

〈「Largo Award 2026」で2店舗表彰、トップバリスタがペアリング提案〉

UCCコーヒープロフェッショナルは10月13日、コーヒーブランド「Largo(ラルゴ)」の体験イベント「Largo Experience Day 2026」を東京・恵比寿のウェスティンホテル東京で開催した。2027年2月1日から「ミシュランガイド東京・関西2027」のオフィシャルコーヒーパートナーに就任することを発表し、飲食店のコーヒーの品質向上や提供サービスを支援する。また、「Largo」の価値を体現する飲食店を表彰する「Largo Award 2026」では、「ホテル阪急グランレスパイア大阪」と「リストランテBISTY」が受賞した。

Largoは、UCCコーヒープロフェッショナルが展開する業務用コーヒーの中で唯一のラグジュアリーブランド。「心を満たす、人生を奏でる」をパーパスに掲げ、コーヒーの品質だけでなく、提供を通じた体験価値を追求している。

「Largo Experience Day 2026」であいさつするUCCコーヒープロフェッショナルの加藤勝彦社長
「Largo Experience Day 2026」であいさつするUCCコーヒープロフェッショナルの加藤勝彦社長

イベント冒頭、同社の加藤勝彦社長があいさつし、来場者に謝意を伝えた。Largoの世界観を体験してもらう場としてイベントを開催したと説明し、昨年も好評だったことに触れた。

今回のミシュランガイドとの提携は、料理やワインだけでなく、コーヒーの品質や提供サービスの向上を目指すもの。レストランやホテルでは、コーヒーの品質管理やスタッフへの継続的な技術指導を高い水準で維持することが課題となっており、UCCは製品の提供から抽出技術の指導までを支援する。

提携に伴い、Largoのブランドサイト内にミシュランガイド専用コンテンツを開設する。掲載店のシェフへのインタビューや、シェフとのコラボコーヒー製品の開発、ソムリエ監修のアレンジコーヒーカクテルのレシピなどを発信する。また、掲載店を対象に抽出技術や料理とのペアリングを学ぶ限定セミナーを開催し、限定コーヒー製品なども提供する。Largo認定店にも、ミシュランガイド掲載店のシェフを招いた特別セミナーや店頭POPを提供する予定だ。

会場では、トップバリスタらによる実演も行われた。2026年ワールド ・ラテアート ・チャンピオンシップ優勝者の林紹興(リン・シャオ・シン)氏がラテアートを披露したほか、コーヒーとスイーツのペアリングも紹介された。

ペアリングの実演を行ったのは、2017年のワールド ・バリスタ ・チャンピオンシップ(WBC)準優勝者で、ジャパン ・バリスタ ・チャンピオンシップで3度の優勝経験を持つ鈴木樹氏。Largoのエスプレッソと、東京・茗荷谷のパティスリー「L’essentielle(レセンシエル)」のケーキ「バレンシア」を組み合わせ、コーヒーとスイーツを交互に味わうことで生まれる風味の変化を紹介した。

Largoのコーヒーとケーキ・フランボワーズマカロンのマリアージュを提案
Largoのコーヒーとケーキ・フランボワーズマカロンのマリアージュを提案

鈴木氏は、ケーキに含まれる塩味がコーヒーの苦味を和らげ、酸味を引き立てることなどを説明。オレンジのムースや塩キャラメルのチョコレートを使った「バレンシア」とコーヒーの風味が重なり合う楽しみ方を提案した。さらに、東京・学芸大学のパティスリー「MAISON TAISUKE ENDO」のフランボワーズマカロンとアレンジドリンクのペアリングも紹介。コーヒー、マカロン、再びコーヒーの順に味わうことで、フランボワーズの果実感や香りが広がることを伝えた。

「Largo Award 2026」では、全自動エスプレッソマシン部門で「ホテル阪急グランレスパイア大阪」、セミオートエスプレッソマシン部門で「リストランテBISTY」が選ばれた。同アワードは、Largo認定店の中から、ブランドの価値を生かした優れた取り組みを実践する店舗を表彰するもの。

「Largo Award 2026」の受賞店舗について講評するUCCコーヒーアカデミーの中井千香子氏
「Largo Award 2026」の受賞店舗について講評するUCCコーヒーアカデミーの中井千香子氏

審査員を務めたUCCコーヒーアカデミーの中井千香子氏は、「リストランテBISTY」について、料理に合わせてLargoの「オーセンティックロースト」と「ダークロースト」を使い分け、食事とのペアリングを提案している点を評価した。

一方、「ホテル阪急グランレスパイア大阪」については、空間やサービス、カップの品質に至るまでブランドの世界観を表現し、コーヒーとイタリアンリキュールの組み合わせなど、提供方法にも工夫を凝らしている点を挙げた。

イベントの締めくくりに、ラッキーコーヒーマシンの平岡将志社長は、遠方からも参加者が集まったことに触れ、飲食店とともにより良い一杯をつくり上げていく考えを示した。

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食品産業新聞

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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