伊藤園・タリーズ、東京駅で「コーヒーは果実だ」イベント コスタリカ産完熟コーヒーなど飲み比べ

赤く熟したコーヒーチェリーを選んで摘み取る収穫疑似体験
赤く熟したコーヒーチェリーを選んで摘み取る収穫疑似体験

伊藤園とタリーズコーヒージャパンは10月1日の「国際コーヒーの日」に合わせ、JR東日本東京駅改札内・地下1階「スクエア ゼロ」で「エキナカコーヒーフェスタ in TOKYO STATION」を開催している。

「エキナカの新発見!コーヒーは果実だ」をテーマに、コーヒーチェリーの収穫疑似体験やコスタリカ産コーヒーの飲み比べ、バリスタ体験などを展開。完熟したコーヒーチェリーから一杯のコーヒーになるまでの過程や、生産者の取り組みを紹介した。イベントは10月2日まで。

(左から)タリーズコーヒージャパンの若林部長、駐日コスタリカ共和国のスッシ・ヒメネス・ヌニェス特命全権大使、伊藤園の相澤マネジャー
(左から)タリーズコーヒージャパンの若林部長、駐日コスタリカ共和国のスッシ・ヒメネス・ヌニェス特命全権大使、伊藤園の相澤マネジャー

同イベントは今回で3回目。伊藤園の相澤治コーヒーブランドマネジャーは、「これまでも国ごとの特徴や産地について伝えてきたが、今回は生産者の思いや苦労も含めたストーリーを、伊藤園とタリーズコーヒージャパンで一緒に伝えていきたい」と狙いを話した。

コーヒー豆200gに約1.2kgのコーヒーチェリー(実)が必要なことを紹介する展示
コーヒー豆200gに約1.2kgのコーヒーチェリー(実)が必要なことを紹介する展示

会場では、赤く熟したコーヒーチェリーを選んで収穫する疑似体験を実施。収穫後には“受け入れ検査”も体験できるようにした。コーヒーチェリーからパーチメント、生豆、焙煎豆へと変化する過程も展示し、コーヒー豆200gをつくるのに約1.2kgのコーヒーチェリー(実)が必要であることなどを紹介した。

今回の象徴的なコーヒーが、コスタリカ産の「PRIME RED(プライムレッド)」だ。タリーズコーヒージャパンの若林教二マーケティング本部部長は、「真っ赤な果実のみを丁寧に摘み取ったコーヒーに、私たちは『プライムレッド』という名前をつけた。タリーズのこだわりや品質の良さ、生産者の情熱を伝えていきたい」と説明した。

コーヒーチェリーは同じタイミングで一斉に熟すわけではない。相澤氏は、赤く完熟した実だけを選んで摘み取るのは難しく、生産者が手間をかけて取り組んでいると説明。「商品を販売するだけではなく、『赤い実とはどういうものなのか』ということも理解してもらいたい」と語った。

試飲コーナーでは、コスタリカ産の「PRIME RED Sweet Ruby」「PRIME RED Bright Rouge」「コスタリカ ラミニータ ウェットミル」の3種類を用意し、一般来場者が飲み比べられるようにした。

このほか伊藤園は、「MASTER BLEND」「MOCHA」「KILIMANJARO」「BRAZIL」などの商品を紹介。コスタリカ、エチオピア、タンザニア、ブラジルの産地情報も展示し、コーヒー産地への理解を促した。

店舗で使用するエスプレッソマシンを使ったバリスタ体験
店舗で使用するエスプレッソマシンを使ったバリスタ体験

タリーズコーヒージャパンは、店舗で実際に使用しているエスプレッソマシンを使った有償のバリスタ体験を実施。コスタリカのグループ農園「ラミニータ」のコーヒーを使い、来場者が抽出を体験できるようにした。

若林氏は「普段はなかなかできない体験を多くのお客様に楽しんでいただきたい」と話した。また、ラミニータのコーヒーの花から採れたハチミツも紹介。ミツバチがコーヒーの花の受粉を促し、コーヒーの生産性向上にもつながることを伝えた。

若林氏によると、タリーズコーヒーは2027年に30周年を迎える。「お客様に感謝を伝えるべく、さまざまなイベントや商品を用意している。その第一弾として、東京駅の中でイベントを開催することができた」と話した。

相澤氏は、タリーズが大切にしてきた生産者とのつながりについて、「われわれのボトルコーヒーだけでは伝えられない」と説明。「商品だけではなく、タリーズというものそのものを知っていただきたい」とし、店舗と商品、生産地をつなぎながらブランドの価値を伝える考えを示した。

会場には、駐日コスタリカ共和国のスッシ・ヒメネス・ヌニェス特命全権大使も出席した。同大使は「コスタリカにとってコーヒーを語ることは、私たちの歴史、豊かな大地、そして何よりもそこに暮らす人々について語ることでもある」と述べ、生産者から収穫、精製、輸送、焙煎、抽出まで、多くの人が一杯のコーヒーを支えていることを紹介した。

また、「コーヒーは生産者と消費者を、農村と都市を、そして異なる国や文化をつなぐ」とし、持続可能で革新的、公平なコーヒーのバリューチェーンを築く重要性を訴えた。

東北、上越、北陸新幹線の一部で販売している「タリーズJR東日本新幹線ブレンド」
東北、上越、北陸新幹線の一部で販売している「タリーズJR東日本新幹線ブレンド」

JR東日本関連では、東北、上越、北陸新幹線の一部で「タリーズJR東日本新幹線ブレンド」を展開している。JR東日本側によると、販売エリアを順次拡大しており、昨年から今年にかけて北陸新幹線の金沢方面下り、上越新幹線の新潟方面上りへ広げた。今後は仙台から先の区間での販売トライアルも計画しているという。同ブレンドは、コロンビア、ブラジル、エチオピアの豆をブレンド。店舗で味わうような品質のコーヒーを新幹線車内でも提供する取り組みを進めている。

イベントではこのほか、10月6日にリニューアルするNewDaysのカウンターコーヒーや、家庭用抽出器具、カプセルコーヒーなども紹介した。

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食品産業新聞

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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