【ミニストップ】店内調理のファストフードを訴求、新フォーマット店の確立も目指す【コンビニ各社動向#4】
ミニストップの2026年度の取り組みとして、中長期的な企業価値の向上と持続的な成長の実現に向け、国内ミニストップ店舗では、独自の価値を提供するとともに、ローコスト運営を実現し、店舗の収益構造を変える新たなフォーマットの確立に取り組む。また、店内で加工するファストフード商品と通常の店内商品を組み合わせたNewコンボストアモデルの確立も目指す。
2025年度は、手づくりおにぎりなどの販売中止による売上への影響と不採算店舗の計画的閉店で、ミニストップ単体のチェーン全店の売上高は前期比3.4%減となった。ミニストップ店舗の既存店1店における1日当たりの売上高は2.2%減、既存店の平均客数は3.8%減、既存店の平均客単価は1.7%増となった。コンビニ部門の既存店日販は0.8%減で、店内加工ファストフード部門の既存店日販は9%減となった。
〈ファストフードを強化、売上はソフトクリームがけん引〉
国内のミニストップ事業では、ファストフード商品で専門店品質にこだわり、看板商品のリニューアルや旬の食材を活かした商品の開発を進めた。コラボ商品やボリュームを訴求した商品も展開した。
また、低価格と高付加価値商品の品ぞろえ構成を見直すとともに、手づくりおにぎりなどの販売中止に伴い、来店動機につながる品ぞろえと販売促進企画の充実に取り組んだ。
店内加工のファストフード商品は、看板商品の「ソフトクリームバニラ」を年間を通じて訴求し、売上をけん引。有名産地の原料を使用した「シャインマスカットソフト」や、製法にこだわった「プレミアムソフト‐ごほうびショコラ‐」などの高付加価値商品を展開したほか、1月には沖縄県産黒糖を使用した「黒糖きな粉もちソフト」を発売し、いずれも好調だった。
ホットスナックでは、店内調理のポテトでコラボ商品や増量企画を展開した。1月には看板商品の「Xフライドポテト」に、人気スナックをイメージしたフレーバーパウダーをかけて楽しめる「Xフライドポテト ベビースターラーメンチキン風味」を発売した。
〈2026年度はコンボモデルと日常需要の取り込みへ〉
26年度は、Newコンボストアモデルは店内調理のファストフード商品を充実させるとともに、コンビニとしての利便性を提供する商品やサービスに加えて、節約志向を踏まえた日常使いの商品も充実させる。また、店舗の収益性改善に向けてオペレーションや設備を見直し、デジタル活用を進め、ローコスト運営の実現を図る。
収益構造改革として、おにぎりや調理パン、寿司、サラダや惣菜、スイーツなどの日配品で価格訴求を行うとともに、健康訴求など付加価値の提案も行う。また、グロッサリー商品を中心にイオングループのプライベートブランド「トップバリュ」の活用を進める。
店内加工のファストフード商品では、コールドスイーツの看板商品「北海道ミルクソフト」のブランディングに取り組む。旬の原料や製法にこだわったスイーツの開発も進める。
ホットスナックについては、できたての味わいを追求した商品のリニューアルや、新たなカテゴリーの商品開発に取り組み、来店動機の創出を図る。アプリを活用し、マーケティング活動と、店頭での会員獲得活動を強化する。
また、新たな事業の柱として、オフィスなどの施設内に設置する無人コンビニ「MINISTOP POCKET(ミニストップポケット)」など、オフィスニーズに応じた新たな商品やサービスの開発も進める。







