ゼンショーHD、茨城・石岡に事業所内保育所を開園 生後57日目から受け入れ

木材を使ったこだわりのおもちゃを用意
〈「かがやき保育園いしおか」、介護施設の一部を改装して開園〉
ゼンショーホールディングスは事業所内保育所の4施設目として、3月30日に「かがやき保育園いしおか」(茨城県石岡市)を開園した。

同グループの介護施設「ロイヤルハウス石岡本店」の一部を改装し開園したもので、近隣の店舗や同介護施設の雇用確保に繋げる。同社はこれまでゼンショーグループが運営する店舗や施設で働く従業員が利用できる保育所を茨城県内に3カ所を開園している。4月27日には5カ所目として水戸市内での開園が決定しており、今後もニーズに合わせ、新規開園を目指す意向だ。

ゼンショーホールディングスは15年、事業会社「かがやき保育園」を立ち上げ、自前で保育園施設の設立を実現した。職場環境改善に向け、繰り返し実施してきたクルーミティングで、女性従業員から要望のあった保育所の設置を実現したもの。ドミナント戦略により「すき家」や「ココス」など同社グループの店舗が多数存在している他、工場やコールセンターなど関連施設も複数ある茨城県内に、これまでつくば市、牛久市、取手市と3カ所を開園。政府が待機児童の解消に向け推進する企業主導型保育事業に認定されており、設備・運営費の一部が助成されている。自前で運営を行うことで、小規模であっても食・遊・学の質の高いサービスを実現している。

〈女性職員が安心して働ける職場環境を提供〉
開園式に先立ちあいさつに立った国井義郎社長は、「当園の特色は、初めて介護施設に併設した点。様々な行事を通して子どもたちは人生の先輩であるお年寄りの知恵や経験に学び、お年寄りも日々成長する子どもたちの伸び行く力を感じて貰うことで、相乗効果も狙いたい」と話した。

ゼンショーホールディングス・国井義郎社長

ゼンショーホールディングス・国井義郎社長

隣接の介護施設「ロイヤルハウス石岡」は、16年にゼンショーグループに傘下入りしており「介護施設の人手不足解消にもつなげていきたい。施設の隣に保育園を作ったことで、子どもを持つ女性職員が安心して働ける職場環境を提供し、雇用確保にも繋げていく」(國井社長)とした。定員は19人で、生後57日目から小学校就学前までの年齢が対象。開所時間は8時~19時。

〈食品産業新聞 2018年4月23日付より〉

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