阪急阪神百貨店は6月1日、建替工事中の阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)を部分開業した。

エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店が発表した概要によると、「“非日常”の阪急うめだ本店に対し、当店は“日常”に特化する。『食の阪神』に磨きをかけ、食品を前面に出した」(小森栄司本店長)という。

第Ⅰ期棟の売場面積は約2万7000平方m、地下1~地上9階建て、総投資額530億円。売場面積減少に伴い、売上高目標(18年度)は現在の約80%の420億円とする。売場面積は現在の82%となるが、食品(物販)は91%確保した。食品関連の売上高構成比は「従来の約45%から、50%以上に高めたい」(小森氏)考えだ。

地下1階のみだった食品フロアは、地下1階と地上1階の2層に拡大する。地下1階は惣菜、和洋菓子、生鮮、グロッサリーをパワーアップして展開。ワンコイン(500円)で気軽に楽しめる名物の立ち食いフードコート「スナックパーク」(13店)も復活させ、「阪神名物いか焼き」などに加えて、人気ラーメン店「カドヤ食堂」といった話題の店も登場。地上1階には、「新たな挑戦をした」(小森氏)ショップが揃う。

毎日15種類が揃う食パンセレクトショップや日替わり・週替わりで話題のパンが登場する「パンマルシェ」を展開する。強みのワインは磨きをかけ、日本最大級のワイン売り場を有する「リカーマルシェ」を展開する。国産を含む世界20カ国のワインを集め、約400種類のワインをフリーテイスティングできる。日本酒、焼酎、洋酒なども充実させた。1階には働く女性の気分を上げる「サウステラス」を展開。食品ではニューヨーク発のハンバーガーレストラン「シェイクシャック」関西1号店などが登場する。各階には自然光を取り入れたテラスエリアを設けた。なお、現在同店は大阪神ビルに入居しているが、隣接する建て替え中の新ビル「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」に移って営業する。全面開業は21年秋の予定。

〈食品産業新聞 2018年5月28日付より、一部改稿〉

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