“だしスープ”で新市場開拓 簡便&健康で和食文化を後押し/ネスレ日本「マギー」

ネスレ日本は、忙しい女性向けにバランスの取れた食習慣を提案するため、お湯を注ぐだけで簡単にできる“だし”たっぷりスープを発売した。

これは、同社が3月に発売した「マギーヘルシー無添加だしスープ」(かつおだしとチキン、こんぶだしと野菜の2種、各3袋入)。国産のかつおやこんぶの和だしをベースにチキンや野菜のうまみが溶け込んだコクのある和と洋が融合したスープで、和食や洋食など様々な食事シーンに合うことや着色料・香料が無添加である点が特徴だ。さらに、5gの食物繊維を含み、「日本人が1日に不足している食物繊維4gを1杯で補える」(同社)。

同社は、このほど京の米老舗である「銀座米料亭八代目儀兵衛」(東京都中央区)で、新製品の試食会を開催した。会場では、「マギー」の2種のだしの飲み比べのほか、同製品使用の「春おでん」「春爛漫筍とチリメン山椒の炊き込みご飯」の試食があり、素材の味が堪能できると好評だった。

“だしスープ”を使った和食メニュー

“だしスープ”を使った和食メニュー

有名料亭などにもおいしい米の炊き方を指南している同店の橋本晃治料理長は、「マギーの“だしスープ”は、これからのおだしの文化を築く画期的な一品だ。おだしを飲むということはこれまで意外となかった。驚いたのは手間をかけずに素晴らしい味を出せることだ。料理にも使うことができ、だしが弱いと調味料でごまかすしかないが、これを使えばほとんど調味料を使わずに手早く本格的な料理を提供できる」と話した。

ネスレ日本食品事業部のハンクス香里食品企画ユニットマネジャーは、「“だしスープ”は当社が作った造語で、新製品は和だしをベースに、スープという料理を完成させた新しいコンセプトの製品だ。忙しい毎日を送られている方々の食生活に貢献したい」と語った。

なお、「銀座米料亭八代目儀兵衛」では、4月9日~22日にランチメニューを注文すると、毎日先着20名に「同だしスープ」の飲み比べと同製品を使用した炊き込みご飯が提供される。

また、青山ファーマーズマーケット(東京都渋谷区・国連大学前広場)では、「同だしスープ」を使ったメニューが無料で提供されるキッチンカーの屋外イベントが4月14~15日に開催される。

〈食品産業新聞 2018年4月12日付より〉

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