〈都市型店は席数減でくつろげる空間に、郊外店はファミリー向けにデザイン変更〉
クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンは、3年ぶりに出店を加速する。今後、都市型店舗では席数を減らして一人でも複数でもくつろげる空間に、郊外型店舗ではファミリー層向けの空間に店内デザインを変更。テイクアウト専門店も増やす。来店目的に併せた店舗拡大により、集客力アップを図る。

若月貴子社長は「(昨年4月の)社長就任前から取り組んできた改革が、ようやく形になり数字に表れてきた。次の成長へ向けて基盤ができた。最高のドーナツ&コーヒー体験を提供するため、今後も進化を続けたい」と意気込む。

〈16~17年は既存店強化・商品開発に注力 7カ月連続で前年比プラスの売上に〉
同社は2006年の日本上陸後、一大ブームを巻き起こし出店拡大を進めていたが、売り上げは年々低迷。2015年以降は大量閉店へかじを切り、最大64あった店舗を関東・東海・関西エリアの46店舗に集約した。16、17年は出店を抑制し、既存店の強化に努めていたという。

具体的にはトレーニングツールと評価ツールを刷新して現場のサービス力の底上げを図るとともに、「ブリュレ・グレーズド」など同社ならではの技術力を生かした商品や季節催事に合わせた商品開発に力を注いだ。これらの取り組みが功を奏し、17年8月以降、既存店売り上げは7カ月連続で前年を上回って推移しているという。

〈有楽町店・渋谷店を全面刷新 10~20代へのアプローチを強化〉
今回、旧モデルからの脱却を図るとともに、年内に2桁出店をめざすことにした。まずは旗艦店の有楽町店、渋谷店を全面刷新する。両店舗では従来よりも席数を20%減らし、幅広い世代にとって心地良い空間を演出。プディングやキッシュ、モーニングセットなど限定メニューの提供や、ハンドドリップなどコーヒーのバリエーションも強化する。

さらに今年は、ホールセール商品(量販店向け商品)の販売を本格的に始める。販促面では、従来の30~40代に加え、10~20代若年層へのアプローチを強化していく。

〈食品産業新聞 2018年4月9日付より〉

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