吉野家 5年半ぶり鶏肉商品“鶏すき丼”、牛丼・豚丼に続く定番化へ意気込み

吉野家「鶏すき丼」
吉野家は4月26日、全国の店舗にて「鶏すき丼」の販売を開始した。12年11月以来の鶏肉を使用した商品で、生の鶏肉から加熱処理を行う店内調理にこだわった。河村泰貴社長は「人気の鶏肉メニューをこだわりの店内調理で提供する。牛・豚・鶏の3畜種が揃ったことで利用客の様々なニーズに対応する。豚丼同様、定番商品へ育成していきたい」と同商品の発売に懸ける意気込みを語った。価格は並盛・税込み450円。

鶏肉は店内で、生の食材から丁寧に下処理、加熱処理を行う。鶏肉本来の歯ごたえとうま味を感じるよう、新鮮な鶏もも肉を蒸し、注文を受けてから特製の甘辛口のタレで和えて焼き上げ、仕上げに半熟玉子を添えたボリュームもたっぷりな一品だ。牛丼が並盛380円、豚丼が同350円なのに対し割高だが、「ボリュームを出すことで付加価値を高めた」(河村社長)という。ちょい飲み需要を掴む『吉呑み』にも対応する「鶏すき皿」も用意した。

発売を前に実施した発表会には、タレントの魔裟斗さん・矢沢心さん夫妻が登場。「鶏すき丼」を試食した2人は、「子どもたちを連れてぜひ食べに行きたい」と商品をPRした。

「子どもたちを連れて食べに行きたい」と魔裟斗さん・矢沢心さん夫妻

「子どもたちを連れて食べに行きたい」と魔裟斗さん・矢沢心さん夫妻

〈食品産業新聞 2018年5月14日付より〉

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