日本冷凍食品協会は3月、「ぐるなび」加盟店16万2,000店に対して実施した「飲食店における外国人旅行客(旅行客)の影響度及び冷凍食品に関する調査」結果を公表した。増加する旅行客の飲食店への影響、冷食の利用実態と冷食に対してのニーズを把握することを目的とする。Web・電話調査(有効回答数:401)、サンプルバランス補正のためのヒアリング調査(100)、訪問面接調査(10)を17年12月7日~18年1月31日の期間、段階的に行った。回答店舗は東京25.7%、大阪14.8%、神奈川6.6%が占める。事業形態は「単独店の事業」が65.1%と最多、次いで「地域のチェーン店」が14.8%、「異なる業態の飲食店をもつグループ事業」が12.6%となっている。

【旅行客の来店状況】来店客に占める割合は「2%未満」が最も多く約半数を占める。地域別では京都、東京で割合が高く、福岡、埼玉で割合が低かった。業態別では「鍋」「焼肉・ホルモン・鉄板焼き」の店舗で割合が高く、「洋食・西洋料理」「和食」「イタリアン/フレンチ」「居酒屋」「パブ・バー・ダイニング」で割合が低かった。また、14年頃と比較した旅行客の増減は「変わらない」が50%、「増えた」が38%、「2倍以上増加」したと回答した店舗が約40%となる。地域別では京都(73%)が群を抜いて高く、業態別では「焼肉・ホルモン・鉄板焼き」が高かった。「居酒屋」「和食」「イタリアン/フレンチ」「洋食・西洋料理」は旅行客の割合は低いが増加傾向にはある。

旅行客の出身エリアは「中国」が約半数を占め、人気メニューは「刺身」「パスタ」「唐揚げ」「焼き鳥」「天ぷら」「ステーキ」「寿司」「サラダ」。外国人旅行客を取り込むためのメニュー検討は70%以上の店舗が「特にない」と回答した。

【冷食について】各種冷凍食品を使用している店舗の割合は冷凍水産品(83%)、冷凍農産品(69%)、調理冷凍食品(62%)、冷凍デザート類(63%)。いずれも客単価が上がるにつれて未使用店の割合が高い。旅行客増加によって冷食使用量の変化は「変わらない」(81%)「増えた」(13%)となる。簡便性、手軽さ、急な対応に便利という背景から枝豆、ポテトフライ、鶏唐揚げ、ハラル対応の鶏肉、羊肉の使用量が増えた。

〈冷食日報 2018年4月3日付より〉

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