ニチレイフーズは3日、4月10日の「お弁当始めの日」に合わせて実施した、「お弁当事情に関する調査」の結果を発表した。同調査はインターネットを通じ、全国の20~60代の男女、約3万3,000人を対象とし2月16日~21日に行った。「お弁当始めの日」とは昨年同社が日本記念日協会に登録申請、認定された。1年を通じて4月10日前後は弁当の食卓出現頻度や冷凍食品の弁当カテゴリーの売上が最も高く、加えてこの時期は「新生活」「新学期」「新学年」がスタートすることから弁当をイメージすることが多い季節。また「お弁当」の「弁」の数字が「4」に似ていること、「当(とう)=10」の語呂合わせにも由来するという。

【手作りお弁当にかける費用全国平均は231.5円】お弁当を作っている人に1食あたりにかける費用を聞いたところ、全国平均は231.5円だった。お弁当の場合を除く男性会社員の昼食代は平均590円(新生銀行、2017年サラリーマンのお小遣い調査)。平日毎日お弁当持参する場合と、購入する場合を比較すると、年間93,210円の差。また、都道府県別では、第1位「三重県(192.5円)」、第2位「福島県(199.6円)」、第3位「長野県(202.8円)」。一方、平均金額を上回っている順では、第47位「東京都(257.5円)」、第46位「岩手県(256.9円)」、第45位「神奈川県(256.7円)」という結果になった。今回の調査で「お弁当を作る頻度」として最も多かった「週4~5回」に合わせて「年間のお弁当費用」も試算、三重県は「45,168.7円/年」、東京都は「60,420.5円/年」と、差額は「15,251.8円/年」となった。

【日本一のお弁当作り県、福島県】「週4~5回以上≒平日ほぼ毎日お弁当を作る」、と回答した人の割合を都道府県別で比較し、「お弁当作り」への積極性を測った。第1位「福島県(32.5%、昨年は13位)」、第2位「岩手県(28.8%、昨年と変わらず)」と「山形県(28.8%、昨年は29位)」となった。一方、第47位「東京都(17.8%、昨年は46位)」、第46位「千葉県(18.2%、昨年は43位)」、第45位「香川県(18.3%、昨年は39位)」となった。昨年第1位の新潟県は第6位(27.1%)だった。昨年に引き続き東北勢が上位を占める。また、昨年同様、首都圏ではお弁当を作る割合が低い。デリバリーやランチ営業のお店、お弁当の移動販売など、「お弁当を持参する」以外の昼食の選択肢が多いことが理由として考えられるという。

【おかず品数最多、山口県】自分用・配偶者用・子ども用のお弁当に入れる「おかずの品数」を調査したところ、平均数は約4.6品という結果となった。都道府県別では、おかずの品数第1位は、「山口県(5.6品、昨年は8位)」。第2位は「長野県(5.5品、昨年は12位)」、第3位は同率の5.2品で「青森県(昨年は16位)」「鳥取県(昨年は11位)」となった。一方、品数が少ないのは、第47位の「栃木県(3.8品、昨年は38位)」。第45位が同率で「岡山県(4.2品、昨年は41位)」「鹿児島県(4.2品、昨年は27位)」という結果だった。

【インスタ映え約9割意識しない】「インスタ映え」を意識してお弁当を作ったことはあるか聞いたところ、約9割が「意識したことはない」(88.0%)と回答。一方、「お弁当の記録」をしていると答えた497名の半数以上(50.6%)が「意識したことがある」と回答した。また、お弁当の画像・動画をSNS投稿している人に「投稿先」を聞いてみると、男性は「Facebook 」( 71.9% )、女性は「Instagram」(61.8%)だった。

【ほぼ毎日お弁当を作る人の冷凍食品活用頻度】「ほぼ毎日お弁当を作る」人に、冷凍食品の使用頻度を聞いたところ、4割以上が「週4~5回以上」(42.9%)と回答。「週に1回以上お弁当に入れる」人が最も多く、特に人気のメインおかずは「鶏のから揚げ(54.3%)」だった。次いで「コロッケ(50.9%)」、「ハンバーグ(43.6%)」となった。一方、回答者全体に「冷凍食品は-18℃以下で保存することにより、保存料を使用しなくてもよい食品であること」を知っているか聞くと、約半数(48.7%)が「知らなかった」と回答した。冷凍食品が保存料を使わなくても長期間おいしい状態を保つことができる食品であることは、まだまだ認知度が低いとみられる。

【お弁当にまつわる失敗談】「お弁当を食べようとタッパー2つの蓋を開けたらどちらもおかずだった。一方父のお弁当は2つとも白ごはんだった」――などの声が寄せられた。

〈冷食日報 2018年4月4日付より〉

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