味の素が10日、発表した18年3月期連結業績は、売上高前年比5.4%増1兆1,502億0,900万円、事業利益0.5%増973億2,200万円、最終利益は14.5%増607億4,100万円と増収増益だった。

売上高は、コーヒー類が減収となったものの、調味料・加工食品(海外)の現地通貨ベースでの増収に加え、為替の影響等で増収。事業利益は、発酵原料の高騰に加え、冷凍食品(海外)やコーヒー類の減益等もあり0.5%増と微増益となった。

冷凍食品(日本)は、売上高1,008億円で21億円増(2.1%増※本紙が億円単位で試算、以下同)、事業利益が78億円で7億円減(7.1%減)と増収減益。家庭用が「ギョーザ」「ザ★チャーハン」等の主力商品の拡大と、新製品の貢献があり増収。業務用はデザート、餃子等のコアカテゴリーは拡大したが、鶏肉加工品等の苦戦で前期並。全体では増収となった。事業利益は、円安・原材料価格上昇の影響で減益となった。

味の素冷凍食品単体の冷凍食品総売上高は1,254億円(2.5%増)。構成比は家庭用63%(前年62%):業務用37%(前年38%)と、家庭用比率が若干上がった。

冷凍食品(海外)は売上高1,062億円で78億円増(7.9%増)、事業利益23億円と30億円減(57.4%減)。欧州の子会社新規連結(約+40億円)や換算為替(+26億円)、北米におけるアジアン製品の拡大などで増収。事業利益は、原燃料価格高騰や米国における運送規制影響、新生産体制構築に伴う生産コスト増等で大幅減益となった。

〈冷食日報 2018年5月11日付より〉

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