サントリースピリッツはこのほど、「2018年戦略説明会」を開催し、商品戦略や新ブランドについて発表した。席上、同社の佐藤晃世RTD部長は、「カテゴリー合計での目標としては8,060万ケースで前年比12%増を目指していく。お客様のニーズをしっかりと捉え、“楽しい”“嬉しい”商品を提供し、目標を達成していきたい」と話した。方針説明の要旨は以下の通り。

〈2017年は前年比10%増、2018年は12%増を狙う。高アルコールは2つの価値をさらに強化〉
サントリースピリッツ・佐藤晃世RTD部長=高アルコール市場はビールや新ジャンルの流入から成長を続けており、当社の-196℃ストロングゼロも2017年は前年比13%増となっている。特にビール類からRTDに流入してくるユーザーについては66%が高アルコールRTDを選択しており、その理由としてやはり「食事に合う」ということが挙げられている。また、同商品についてはビールとの併買率も25%と他の商品と比べ高いことが特長。

そういった中で当社としては引き続き「果実感しっかり」と「甘くない」という2つの価値を同商品を通じて訴求することで市場における存在感をさらに増大させていく。具体的な動きとしては昨年期間限定で発売した「ビターライム」を3月から通年商品として新発売をするほか、「ドライ」の中味リニューアルを図り、柑橘ポリフェノールを加えることでさらなる「キレ感」を強調した商品に刷新する。また、引き続き天海祐希さんと沢村一樹さんを起用したテレビCMなどで商品の魅力を訴求し、2018年はブランド計で3,930万箱(前年比11%増)を狙っていく。
「ストロングゼロ ビターライム」は3月から通年発売

「ストロングゼロ ビターライム」は3月から通年発売

〈家飲み需要”にジントニックとレモンサワーを提案、キーワードは“お手軽“〉

サントリースピリッツ・佐藤晃世RTD部長=「働き方改革」によって家で過ごす時間が増えた分、外飲みユーザーの「家飲み」の機会が増えてきている。またそういったユーザーが求めることとして「お店の気分が味わえる」「お店の味が楽しめる」というようなニーズがある。

昨年発売の「明日のサワー」はユーザーから「パッケージから居酒屋の楽しい雰囲気を感じた」と嬉しい意見を頂いた。今年も継続して居酒屋で楽しんでいるような世界観を訴求し、外飲みユーザーの併飲をさらに活性化していくつもりで、その一環として4月10日に「明日の焼酎サワー」を発売する。同商品は麦焼酎を使用し、ライムをひと搾り加えた、甘くないスッキリとした味わいが特徴の商品。出荷数量はブランド計210万箱(前年比243%増)が目標。「お店の味を楽しみたい」というニーズに対しては本格的な味わいを自分好みの濃さで手軽に味わえるRT商品を提案。昨年はソーダで割るだけで美味しく飲める「アイスジン、アイスウオツカ」でホワイトスピリッツユーザーの増大に成功した。

今年の取り組みとしては、4月3日に「アイスジン」から「ドライジントニック」を発売。飲食店では高い人気を誇る「ジントニック」だが、家庭では「作り方が分からない」「トニックが売っていない」「作るのがめんどくさい」といった理由で避けられてきたため、家庭内での飲用経験が20~50代の男性では8.5%に留まっていた。同商品は炭酸水を入れるだけで簡単にジントニックが作れるもので、ユーザーが抱いている不満を解決し、家庭における潜在的なジントニックのニーズの掘り起こしを図り、ブランド計13万2,000箱(前年比9%増)を狙う。

また2月27日には「こだわり酒場のレモンサワーの素」を発売。現在飲食店でブームとなっているレモンサワーの需要を取り込むべく発売したもので、こちらも前述の商品同様にお酒に炭酸を入れるだけで気軽に本格的なレモンサワーを作ることができる商品となっている。また、プロモーションにも注力し、テレビCMを投入する予定。目標は3万ケースと設定した。

〈酒類飲料日報 2018年1月24日付より抜粋〉

新商品「明日の焼酎サワー」(左)と「こだわり酒場のレモンサワーの素」(右)

新商品「明日の焼酎サワー」(左)と「こだわり酒場のレモンサワーの素」(右)

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