アサヒビールは23日、札幌プリンスホテルで、特約店・量販店・業務店の得意先を集めて「2018年アサヒビール方針説明会・試飲会」を開催した。同時にメディアを集めて、北海道地区限定で4月3日に発売する「ブラックニッカハイボール 香る夜」の発表を行った。黒木誠也常務取締役兼常務執行役員、門田高明北海道統括本部長に加えて北海道庁の辻泰弘副知事が感謝のあいさつを述べた。
左からアサヒビール黒木常務、北海道庁・辻泰弘副知事、アサヒビール門田本部長

左から黒木常務、北海道庁・辻泰弘副知事、門田本部長

350ml缶・500ml缶、アルコール9%。原材料はモルト、グレーン。1年間の販売目標は10万箱(250ml×24本換算)。同社は開発の意図として「缶ハイボール市場は5年連続で伸長し、17年は前年比126%と推定している。飲用シーンでは、一人でくつろぎながら缶ハイボールを飲用しているユーザーが多数存在する。例えば、スマートフォンやパソコンで動画を観たりしながら、時間をかけて缶ハイボールを飲む。既存のハイボールにはない、リラックスタイムを楽しくしてくれる新たなコンセプトの商品で、新たな需要を開拓したい」と説明した。

中味設計については「ウイスキー本来の味が楽しめるものとした。ニッカのブレンド技術により、ホワイトオーク新樽熟成モルト・熟成カフェグレーン・余市モルトを使用したアロマキープブレンドにより、“香り続く"ハイボールで“ながら飲み"でくつろぐリラックスシーン専用ハイボールを実現した」。パッケージは、夜空と月を大きく表現することで、リラックス・くつろぎの情緒価値を表現した。

北海道限定で発売する理由は「国産ウイスキーのシェアは当社は全国で34.6%、北海道はニッカへのロイヤリティが高いため46.0%と推定している。次に、缶ハイボールのうち、アルコール度数9%のものは全国では32.7%だが、北海道は33.7%と高いという市場特長がある。最後に、北海道命名150年となる節目の年に発売するということだ」とした。6~8月にかけて、1本売上に対して1円を、未来のアスリート育成に活用してもらうために北海道庁へ寄付する。

販促策は、発売前に余市蒸溜所で5,000人、道内のTSUTAYA 店舗・ビジネスホテルで1万人にサンプリングする。また、発売時からテレビCMを投入するほか、すすきの看板・新千歳空港看板で発売を訴求し、店頭では、CVS でのハットオンによる北海道命名150年訴求をはじめ各種POP を展開する。北海道限定で再発売する「香りに出逢うグラスセット」も含め、ブラックニッカで売場を構築する。

〈酒類飲料日報 2018年2月27日付より〉

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