マンズワインは19日、「ソラリス」シリーズ用ぶどうを栽培する契約農家を招いた「2017ヴィンテージのテイスティング会」を同社小諸ワイナリーで開催。約30の契約栽培農家中、20人が参加した。今回が初の試みで、今後も継続させる。

同社代表取締役社長島崎大氏は開催意図について、「共通の認識を持ってぶどうを栽培・供給してほしいと、栽培農家さんと定期的に懇親を重ねるなか、“どんなワインに仕上がるのか知りたい”という声を受け、企画したもの。いいワインを造るには、いいぶどうが欠かせない。農家の方のモチベーションはもちろんだが、栽培したぶどうがワインになったときどうなるかを実感としてわかっていただきたい」と説明した。
マンズワイン・島崎大社長

マンズワイン・島崎大社長

契約栽培農家と自社管理畑で2017年収穫されたぶどうを使った、アッサンブラージュ前の仕込みロット別(区画および産地)サンプルワインを試飲に供した。最大面積を誇るメルローは小諸・上田共に栽培するが、シャルドネやソーヴィニヨンブランは主に標高の高い小諸で、カベルネソーヴィニヨンは主に標高の低い上田で栽培。また、御牧と東山の2カ所でピノ・ノワールにも取り組む。さらに、「マスカット・ベーリーAも新たに植樹した。今後も新しい品種に取り組みたい」(島崎氏)という。


なお、小諸ワイナリーの年間生産本数は約10万本で、うち約7割が「ソラリス」。以前は契約栽培農家の比率が高かったが、現在は21ha 中、自社管理畑が11ha。離農する契約栽培農家の畑を自社畑に変換するなどで、2020年には自社畑を16ha にまで拡大し、トータルで24ha を目指す。


仕込み量の増加に備え、設備にも投資を進めており、今年はプレス機を従来の2倍サイズ(30hl)に一新。醸造タンクも増やし、倉庫も2倍に拡張する予定。


〈酒類飲料日報 2018年4月23日付より〉


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