サントリービールは、ペットボトル入りの透明な液色のノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー オールタイム」を、6月19日から全国のコンビニエンスストア限定で発売する。

職場でも気兼ねなく飲用できるよう「透明」「ペットボトル入り」という2つの特長をもつ。新たなノンアルビールテイストの飲用シーンを創出する。380mlペットボトル、アルコール0.00%、オープン価格だが想定は150円前後(税込)。販売計画は6~12月で15万ケース(大瓶換算)。

8日に山田賢治社長が登壇して「オールフリー」ブランド戦略と新コンセプト商品の説明会を開催した。
左からサントリービールの大津氏・山田社長・加藤氏

左からサントリービールの加藤氏・山田社長・大津氏

山田社長はブランド戦略を説明して「ノンアルコールビールテイスト飲料市場は2017年が前年比106%と、味の進化により大きく拡大してきた。オールフリーの1~4月のブランド販売実績は前年比106%となる185万ケース と好調に推移している。

うちオールフリー単体は108%の162万ケース。今年2月に、おいしさの劇的進化を遂げてリニューアルし、2~4月はブランド全体で113%、単体で116%となっている。調査によれば、購入者の約半数を占める新規ユーザーが継続購入し、ビールテイスト飲用人口拡大に貢献している。

今夏は“氷、いれちゃえ!”をキーメッセージに、キンキンのオールフリーを更に拡大する。2017年のキンキンオールフリーという新しい飲み方は評価が高く、更なる新規ユーザー獲得が見込める。そして、次に、これまでオールフリーブランドが培ってきた商品開発力と飲用シーン提案力を掛け合わせた全く新しい商品を発売し、ノンアルコールビールテイスト市場にイノベーションを起こす。

これまで夜か休日だったノンアルビールテイストの飲用だが、オフだけでなく、周囲の目線があるオンでも楽しめる。相乗効果も出るはずだ」と述べた。

〈“ビール代わり”から“無糖炭酸”に ノンアルビール市場を捉えなおし〉
次にマーケティング本部ブランド戦略部の大津亮氏が新商品のコンセプトと開発背景について「ノンアルビールテイストには、“ ビール代わり”以外に“無糖炭酸”としての潜在ニーズがある。

つまり“無糖炭酸市場”と広げて捉えなおすと、オールタイム需要による拡大チャンスがある。ちなみに無糖炭酸水市場は17年は前年比121%だった。

そして“ビールテイスト”ならではの“高揚感”や“リフレッシュ”は、日中飲料としても提供できるユニークな価値だ。例えば、当社では応接室でオールフリーを提供し、固い商談の場を盛り上げるきっかけとしている。

また各フロアにオールフリーの自販機を設置している。ワークライフバランスでは、短時間高密度な仕事が要求され、仕事中、いかにストレスを溜め込まないかが大事になっている。大人がいつでも手軽にリフレッシュできるビールテイスト炭酸。これを実現するためのイノベーションアイデアとして、缶ビールの印象を打破する新容器ペットボトルでの需要創造、液色を透明にすることでシーンを選ばず気兼ねなく飲めるようにした。

新容器はコンビニの棚に入れるために、ビール500ml缶と同様の寸法とした」と述べた。

〈缶商品比150%の高炭酸 仕事中・休憩中・昼食時・風呂上がりにも〉
続いてビール商品開発研究部の加藤悠一氏が中味開発について述べ「ビールづくりと炭酸飲料の知見を融合した。当社だからこそできる新感覚だ。

オールフリーの開発で培った、ビールらしい刺激と飲みごたえの香気成分を活用し、同時に、ホップの爽やかな苦味成分を高純度で精製し、ホップ由来の苦味による大人に嬉しいおいしさを実現した。

ビールテイストの良さを活かしながら、オンタイムにも楽しめる味わいとするために、ビールテイストと相性の良い爽快ライムフレーバーでリフレッシュ感を付与し、缶商品比150%の高炭酸ガス圧として、刺激感を追求した。

商品評価では、飲みたいシーンとして仕事中・仕事休憩中・平日昼食時・風呂上がりなど、日中シーンでの飲用意向も高く、オールタイム需要を創造できる」とした。

〈酒類飲料日報 2018年5月9日付より〉

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