佐賀県酒造組合は17日、東京都千代田区のお茶の水ソラシティカンファレンスセンターにて「第12回 佐賀の地酒きき酒会 in 東京」を開催した。今回のきき酒会は小売店や卸酒販店、料飲店など業界関係者を対象として開催されたもので、佐賀県内20社がブースを設け清酒、焼酎、リキュールの試飲を行った。

同組合の古賀醸治会長はこの取り組みについて「今回で12回目となる同イベントだが、長いこと取組んできたおかげか首都圏での佐賀県産日本酒の認知度の向上を図ることが出来た。これまで“試飲商談会”としてイベントを運営してきたが、認知度が向上したおかげで製造数量の限界を迎えるメーカーもちらほらと確認されるようになった為“きき酒会”として開催することとなった。大阪でも“第2回 探そう!美味しい!佐賀の酒in 大阪”として同様の試飲会を開催する予定。大阪では“佐賀の日本酒を楽しむ会”として一般の方も参加できる会も開催する」と説明。

佐賀県の日本酒の特徴と現状については「佐賀県の濃醇甘口で旨味がしっかりしている傾向にある。一昔前までは淡麗辛口の酒質がもてはやされていたが、その反発なのか濃醇甘口の日本酒を好んで飲む消費者も増えてきている。佐賀県産の日本酒の出荷量が増えているのも、そういったことが一因としてあるのではないかと思う」と述べた。

また、地理的表示(GI)については「現在でも県として“佐賀県原産地呼称管理制度”を行っている。同制度は佐賀県産の原料と水だけを用いて、県内のメーカーが醸造した日本酒を、官能検査員による官能審査を行い、合格したもののみを認定する制度。県として運営している制度の為、国が指定するGI でも申請を行う際には大いに役に立つのではないだろうか」と語った。

〈酒類飲料日報 2018年6月20日付より〉

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