USS低脂肪豆乳と発酵技術の”BEYOND TOFU”を新発売、鳥越相模屋食料社長「奇跡の豆腐」

〈奇跡の豆腐、豆腐の世界が変わる無限の可能性―相模屋食料・鳥越淳司社長〉
不二製油グループ本社は8日都内で、これからの食をテーマにした「Plant‐Based Food~植物性食時代発表会」を開催し、相模屋食料との合弁会社・だいずオリジンから3月31日に「BEYOND TOFU」(ブロックタイプ・150g、税別498円、キューブタイプ・50g、同278円)を発売することを発表した。「BEYOND TOFU」は、不二製油のUSS製法による低脂肪豆乳を使用し、発酵技術を取りいれることで、今までの豆腐とは全く異なる次元の・食感・質感で、豆腐の新しい食べ方やメニューを可能にする。

だいずオリジン社長でもある、相模屋食料の鳥越淳司社長は「3年の期間を経て、ついに奇跡の豆腐が完成した。豆腐を超えた豆腐になる。まるでチーズのような豆腐で、今までに経験したことのない豆腐になる。最大の特長は植物性100%なのにおいしい、もっと食べたいと思う仕上がりとなったこと。常識を超える、削る、かける、溶ける豆腐で、削ってパスタにかけたり、ピザやラザニアで溶かして食べたりできる。豆腐の世界がここから大きく変わる、無限の可能性がある。発売日は豆腐に革命を起こす日になる」と語った。

相模屋食料・鳥越淳司社長

相模屋食料・鳥越淳司社長

相模屋食料第三工場に専用ライン導入し、同商品の生産を行うとした。初年度売り上げ目標は2品で5億円を目指す。賞味期限は2品とも30日間だが、今後はブロックタイプで180日間、キューブタイプで90日間を目指す。さらにクリームチーズや、カマンベール、シュレッドタイプの開発を進めており、順次発売し、シリーズで10億円の売上を目指す。

〈大豆油糧日報 2018年3月9日付より〉

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