UHA味覚糖「グミサプリ」、サプリメントグミ市場を独走 海外展開も
UHA味覚糖が2015年より販売してる「UHA グミサプリ」シリーズは、グミ形状のサプリメント市場を独走しており、今なおシェア拡大を続けている。発売当初はドラッグストア約3000店、CVS1社(約5000店)の販売からスタートした。現在は全国のドラッグストアで展開しているほか、CVS各社で販売されている。6成分(フレーバー)から開始し、現在では28成分42SKU(10日分、20日分、30日分など)を展開する。
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グミ商品のマーケティングを担当する戦略マーケティングセクションマーケティングデパートメントの西田優子サブリーダーは「発売から11年目でようやくここまで来た。85年にドイツのメーカーから指導を受け、当社初のグミ商品『コスミック21』を発売して以来、『シゲキックス』や『コロロ』『忍者飯』などさまざまなグミを開発してきた。グミの魅力は味わいの豊かさだけでなく食感も大事な要素だと考えており、近年でもくず粉を使用した『モッチュ』や飴の中にグミを入れた『グミだま』などを販売している」とし、「UHA グミサプリ」の開発の際にも食感にはこだわったという。
「UHA グミサプリ」の開発に携わるバイオマーケットセクションバイオマーケティングデパートメントの藤村麻希さんは「『UHA グミサプリ』は菓子のように食べられるが、あくまでサプリメントだ。入れなければいけない成分を2粒のグミに閉じ込めることが開発のキモになっている。主要成分ごとにグミの食感が変わってしまうこともあるため、しっかりとした成分量を担保しながら食べやすい味と食感にすることが難しい」と、開発の要について話す。
例えば、現在グレープフルーツ味で販売されている「マルチビタミン」は、「マルチビタミン」の素材が持つ苦みを自然にマスキングするためにこれまで様々な味わいの変遷を辿ってきた。「発売当初はオレンジフレーバーからスタートし、5~6度のリニューアルを経て現在のグレープフルーツにたどり着いた。マルチビタミン特有の苦みもグレープフルーツらしいおいしさとして感じてもらえる。DHAでは魚特有の香りをマスキングするためピーチ&オレンジからスタートし、レモン味を経て現在はマンゴー味として販売している」(藤村さん)。

同社は、食感やフレーバーに加え、配合する原料の選定にも力を入れている。NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)も早くから採用した。NMNは、体内でNAD+が合成される過程に関わる物質で、サプリメントなどの原料としても利用されている。
バイオマーケットセクションバイオマーケティングデパートメントの中川雅史デパートメントリーダーは「NMNはエイジングケア成分として注目されている成分だ。NMNは非常に熱に弱いため、健康長寿を目指す人が1日に必要な量をグミ2粒に収めなくてはいけないのが難しく、また当社にとってチャレンジングな商品になっている。
今秋の新商品として美容成分である『レチノール』を開発した。基礎化粧品などに含まれる美容成分で、人によっては肌にA反応が出てしまうことがある。人によっては肌にA反応が出てしまうことがあるため、サプリメントとして取り入れられるようにした」とし、今後インナー美容やインナーケア素材に着目した開発に注力していく。
今後のグミ市場では、味や食感に加え、付加価値の提案が重要になるとみられる。藤村さんは「子どもが食べるものから大人も食べる理由のあるものに変わってきている」と話す。UHA味覚糖では、グミ製剤による特定の成分の吸収性や、グミサプリの咀嚼と口腔機能との関係について研究結果を発表している。
9月末からは台湾の量販店やCVSで7SKUの展開を開始する。「すでにインナー美容への関心の高い韓国の一部CVSで3SKUほど取り扱いがある。しかし、当社が戦略から一緒になって取り組む海外展開は今回が初めてとなる」とし、海外から広まったグミ形状のサプリメントを、日本の企業として海外に展開していく。







