国産原料のこめ油を判別する方法をHPに掲載、信頼性向上へ-日本こめ油工業協同組合
日本こめ油工業協同組合は6月29日、こめ油の成分を分析することで国産米糠を原料としたこめ油とそれ以外を判別する方法をホームページに掲載したと発表した。国産こめ油の信頼性向上を目指したもので、今後さらに検証を重ねていくとしている。国産にこだわる生協が同判別方法を活用するといったことも想定する。
組合会員各社は、国内で発生する米糠を使用したこめ油に「国産」表示を行い、わが国で唯一自給可能な植物油である国産こめ油の普及を進めてきた。一方、こめ油は健康志向や安全安心のイメージなどから需要が拡大し、輸入原料を使用したこめ油も広く流通し始めている。「国産こめ油と表示した商品の中に、輸入こめ油が混入したまたは輸入こめ油そのものが入っていても判別できないことは、国産こめ油を普及する上で大きな問題と考えていた」(同組合)。
そこで、同組合では国産こめ油の継続的な及を後押しするため、製品の成分を分析することで、原料が国産であることを科学的に担保できる指標の検討を重ねてきた。その中で、世界で多く栽培されているインディカ種と日本で栽培されているジャポニカ種との間に、成分上明確な違いがあることを確認したという。「その結果、販売されているこめ油の成分を分析することで、ほぼ国産米ぬかを原料としたこめ油とそれ以外を判別できるようになった」(同組合)。
今回のホームページ掲載に先立ち、市中の国産こめ油と表示した製品を分析した結果、同組合員の製品は全く問題なかったというが、組合員以外の会社で明らかに輸入こめ油が混入、または輸入こめ油そのものと判断せざるを得ない製品があったという。該当するメーカーには注意喚起を行ったとしている。
なお、同メーカーは、商品規格の製造に万全の体制が整うまで、対象となる2商品を終売扱いにして対応している。
〈大豆油糧日報2026年7月2日付〉







