伊藤園、「お~いお茶」に日本茶GIマーク 表示製品で受理第1号、9月から展開
伊藤園は8月6日、「日本茶」のGI(地理的表示)マークを表示した「お~いお茶」の飲料製品を、9月21日から全国で順次展開すると発表した。日本茶業中央会が受理したGIマーク表示製品の第1号となる。

先行して表示するのは、「お~いお茶 緑茶」「同 ほうじ茶」「同 玄米茶」の600mlペットボトル。いずれも希望小売価格は237円(税込)。今後、「お~いお茶」ブランドの飲料製品に表示を広げる。リーフ製品も「お~いお茶」ブランドから順次表示する予定。

「日本茶」は7月10日、農林水産省のGIに登録された。登録番号は第179号。日本全体を生産地とする「ナショナルGI」で、日本で生産・加工された茶葉を使い、定められた基準を満たす日本茶が対象となる。
GI制度は、産地と品質や評価が結びついた農林水産物や食品の名称を知的財産として保護する仕組みである。伊藤園によると、「お~いお茶」に「日本茶」GIマークを表示することで、日本茶の価値や魅力をより多くのお客様へお伝えするとともに、日本茶業界が推進する「日本茶」GIの認知拡大を後押しする考えだ。

伊藤園は5月、日本茶業中央会や農林水産省などによるGI構想の発表を受け、自社の発表会でも賛同を表明した。早くから準備を進めたことで、7月の登録後、速やかに商品への表示につなげることができたという。
日本茶を巡っては、世界的な抹茶需要の拡大で輸出が伸びる一方、生産者の減少や高齢化、生産量の減少、茶価の上昇が進んでいる。伊藤園は1976年から茶産地育成事業に取り組み、生産者と国産茶葉の安定調達や品質向上を進めてきた。
契約農家からは、自らが育てた茶葉を使う商品にGIマークが表示されることが「誇りになる」との声も寄せられているという。多くの生活者が日常的に手に取る「お~いお茶」への表示が、GIの認知拡大と国産茶の価値向上につながるかが注目される。







