タイガー魔法瓶 「土鍋ごはんの名店」開店式、最新炊飯器を導入した7都市25店舗とのコラボレーション企画

来場者にはJRT-A100で炊いたなつほのか、カンパチの塩焼きなどを提供
来場者にはJRT-A100で炊いたなつほのか、カンパチの塩焼きなどを提供

タイガー魔法瓶は7日、「タイガー 土鍋ごはんの名店」の開店式を、同企画に参加する飲食店のひとつである「なるたけ」(東京都新宿区)で開催した。タイガー魔法瓶の「土鍋炊飯器20周年プロジェクト」の一環として実施するこの企画は、同社の炊飯器で炊く土鍋ごはんのおいしさをより多くの人に体験してもらうため、全国7都市の飲食店25店舗とコラボレーションするというもの。

執行役員ソリューション本部長の岡本正範氏
執行役員ソリューション本部長の岡本正範氏

イベント冒頭、同社の土鍋炊飯器のあゆみや「土鍋炊飯器20周年プロジェクト」の概要について、執行役員ソリューション本部長の岡本正範氏から説明があった。同社は、炊飯器業界でフラッグシップモデルの発売がブームとなっていた2006年に、内釜に日本製の土鍋を採用した炊飯器を発売、以来20年間、土鍋の採用を続けている。岡本氏は「『土鍋ごはんはおいしい』という一般的な印象はあったが、実際に炊くとなると、火加減や蒸らしの見極めなどで手間暇がかかり、非常に難しかった。当社の家電の力で、土鍋ごはんのおいしさを多くの人に楽しんでもらいたいという思いで開発を始めた」と当時を振り返った。「土鍋は焼き物であり工芸品の側面を持つが、寸法精度が重要な工業製品としてマッチングさせることが至難の業だった。さらに、土鍋の最大のメリットである蓄熱性が熱コントロールを難しくする原因にもなるなど、さまざまな課題に直面した」というが、協力会社の支援なども受け、試行錯誤を繰り返しながら進化を続けてきた。土鍋炊飯器の累計出荷台数は20年で140万台を突破。その勢いとともに同社の炊飯器販売シェアも好調に推移しているという。

土鍋ごはんのおいしさ・体験を通じて、幸せな団らんと日本の食文化を守りたいとして、同社は10月7日を「土鍋ごはんの日」として日本記念日協会に登録。開店式では記念日の制定式も行われた。さらに、「土鍋炊飯器20周年プロジェクト」として、〈1〉「タイガー 土鍋ごはんの名店」、〈2〉ポップアップイベント「幻の土鍋料亭 タイガー」、〈3〉ABC Cooking Studioとのレッスン型のタイアップ施策――を企画・実施している。岡本氏は「これらの取り組みを中心に、土鍋ごはんのおいしさを全国に届けていきたい」と意気込んだ。

「土鍋ごはんの名店」企画に参加する25店舗には、6月に発売された「土鍋ご泡火(ごほうび)炊き JRT-A100」が導入されている。同品は、最高約300℃の圧倒的な大火力、金属釜比約4倍の高い遠赤効果、土鍋特有の泡が米を傷つけずに包んで炊き上げる、という従来の“土鍋ご泡火抱き”の特徴に加えて、20周年にあたり格別な甘みと食感を楽しめる料亭のごはんを目指したという。進化のポイントのひとつは土鍋釜の形状。「箇所によって厚みを変化させ、理想的な熱対流を実現した。また、釜内部の波紋形状も刷新し、激しい泡立ちを発生させるとともに、より効率の良い対流を発生させることができる。また、センサーの接触箇所を薄くすることで、検知精度を高め、職人の行う火入れのタイミングに近づけた」(ソリューショングループ商品企画チームの辻本篤史マネージャー)とアピールした。IH制御・本体構造についても、従来のIH制御では困難だった連続した弱火=とろ火を実現する技術や、ふきこぼれしにくい構造を新たに採用し、土鍋の力を最大限に発揮できるようにした。

辻本マネージャー(写真右)となるたけの従業員の宮田さん(同左)
辻本マネージャー(写真右)となるたけの従業員の宮田さん(同左)

辻本マネージャーとなるたけの従業員の宮田さんとのトークセッションでは、宮田さんが「当店は店主の地元の鹿児島や大隅半島の食材を主役にしている。中でもお米は、店主が生産者を口説き落として、鹿児島県産の「なつほのか」を使わせてもらっている」とコメント。炊飯器を使用した感想として、「炊きたてがおいしいのはもとより、炊きたてのおいしさが長続きするのがすごい。気楽に入れる店でも土鍋ごはんのおいしさが提供できる可能性を感じている」と好印象だった。セッションでは来場者に対し、JRT-A100で炊いたなつほのかをはじめ、カンパチの塩焼きや漬け刺しなどの試食も提供された。

来場者にはJRT-A100で炊いたなつほのか、カンパチの塩焼きなどを提供
来場者にはJRT-A100で炊いたなつほのか、カンパチの塩焼きなどを提供

〈米麦日報2026年10月20日付〉