UCC「YOINED」新作、ゲイシャとレッドブルボン採用 ウェルネス領域にも提案拡大
UCC上島珈琲は、独自製法で生まれた“飲まないコーヒー”「YOINED(ヨインド)」の2026年新作を11月9日に数量限定で発売する。2023年の発売から今回で4回目。2025年は初回販売数量を前年の1.2倍以上に増やしたものの、発売から2日で完売した。
今作は、希少品種として知られるニカラグア産「ゲイシャ」と、樹齢100年を超える木から採れたブラジル産「レッドブルボン」の2種を採用した。それぞれの個性を生かし、味わいや余韻の変化を楽しめる商品に仕上げた。
「ゲイシャ」は、ニカラグアのラス・デリシャス農園産。コールドアナエロビックナチュラル製法で発酵工程を管理し、フローラルな香りやハニーレモンのような酸味、アールグレイのような風味を引き出した。一方、「レッドブルボン」はブラジルのセルトン農園産。ナチュラルファーメンテッド製法により、プラムのような酸味からカシューナッツの香ばしさ、きび砂糖のような甘みへと移り変わる味わいを実現した。

YOINEDは、コーヒー豆を抽出せずに丸ごと粉砕し、コーヒーオイルとともに油脂でコーティングする独自製法で作る。豆の品質や焙煎技術が味わいを左右するという。UCCジャパンのサステナビリティ経営推進本部「YOINED」プロジェクトマネジャーの小坂朋代氏は「豆の品質や焙煎の状態が悪いと、豆の雑味までそのまま感じられてしまう」と説明。今回の豆の選定では約20種類を試作し、「YOINEDは余韻の変化がある豆を選んでいる。発酵プロセスによって、さらに余韻が深く感じられることが決め手になった」と話した。
今年は「コーヒー×ヘルス&ウェルネス」にも着目する。これまでYOINEDは、酒肴シーンに寄り添う「おつまみコーヒー」として提案してきたが、ウェルネス領域にも広げる。UCCによると、海外ではランニング後にカフェで交流する「Run Club&Coffee」などの文化も広がっているといい、運動後の休息や仲間とのコミュニケーションなど、新たな喫食シーンを提案する。YOINEDは、コーヒー豆の配合量を40%としながら、コーヒーならではの味わいや長く続く余韻を楽しめるよう仕上げた。
UCCは11月4日、都内でメディア向け新商品試食会を開催した。ウェルネスコミュニティ「THE WEEKEND WELLNESS CLUB」主宰、Hugge&Co(東京都港区)代表取締役の與田珠夕氏も登壇した。今後、同コミュニティと協業し、12月にハイキング、2027年1月以降にヨガとジャーナリングを組み合わせた体験を予定する。小坂氏は「これまではコーヒー好きの方に届ける商品だったが、今後はウェルネス市場にもチャレンジしていきたい」と話した。

「UCC YOINED アソート6P(ゲイシャ・レッドブルボン)」は、各3枚入りの計6枚セットで、価格は税込3240円。UCC公式オンラインストア、UCCカフェメルカード、COFFEE STYLE UCC、上島珈琲店の一部店舗、UCCコーヒー博物館などで販売する。販売期間は2027年3月末までの予定。







