病院・介護福祉施設の給食の技を競うコンテストが名古屋で開催、味だけでなく彩り、調理工夫、コンセプトを審査
8月、阪神甲子園球場の高校野球と同時期に「治療食等献立・調理技術コンテスト」が開催された。
主催者である日本メディカル給食協会は8月20日、「第16回治療食等献立・調理技術コンテスト」の2次審査を名古屋栄養専門学校(名古屋市)で開催した。全国の病院・介護福祉施設の食事提供を担う会社の代表12チームが部門ごとに献立を立て、2時間の調理を行い、技を競った。審査は、調理技術、味、仕上がり、献立のコンセプトや工夫をアピールするプレゼンテーションの4つの角度から採点した。
治療食部門のテーマは「2型糖尿病の方のための食事」で、厚生労働大臣賞にはメーキューが輝いた。
昼・夕2食のメニューで、糖尿病になって間もない人が、仕事をしていても自身で食事作りを継続できるよう工夫をこらした。地元愛知県の特産品や味覚を取り入れるとともに、冷凍野菜を上手く活用し、調理の負担を軽減しながら、野菜を毎食摂取できる習慣作りを意識したという。
栄養士の松尾弓子さんは「おにぎりサンドはワンハンドで食べられて、作りやすいメニューです。また、夕食の鰆はみかんジュースを味のポイントにして、夏野菜のソースをかけて、彩りにもこだわりました」と語った。

メーキューは、2年に1度開催される同コンテストの第2回から参加。長年、第一位を目指してきたが、30年越しにその栄誉に輝いた。山本貴廣社長は「チームメンバーは1年前から、日々の業務の合間を縫って練習と試行錯誤を重ねてきました。そして迎えた本番。調理技術はもちろん、プレゼンテーションまで、素晴らしい内容に仕上げてくれました。最後まで諦めず挑戦し続けてくれたチームのみんなを、心から誇りに思う」とコメントした。

なお、高齢者食部門のテーマは「高齢者施設で提供する食事」で、厚生労働省医政局長賞はニッコクトラストが受賞した。嚥下・咀嚼機能にも配慮した調理法を行い、食べにくさによる食事摂取量の低下を防止した。施設利用者が「食事が楽しい」と感じながら、低栄養状態を改善できるよう工夫した。









