味の素AGF社「ブレンディの森」活動エリア拡大 社員参加の森づくり推進

(左から)赤城南麓森林組合の和佐田副組合長、品田社長、山本市長、渋川森林事務所の高山所長
味の素AGF社は5月26日、「ブレンディの森」群馬(前橋市)の森づくり活動のエリア拡大を記念し、同社の品田英明社長と前橋市の山本龍市長らが出席して看板除幕式を行った。

同社は、製造拠点のAGF関東で使用する水の源である荒砥川の源流域の赤城山南麓の森を整備して緑を育み、AGF商品の使用する清らかな水を育むことを目的としている。活動は4年目に入るが、昨年9月には活動エリアを当初の2.6haから約3.3倍の8.6haに拡大した。イノシシやシカなどによる獣害対策としてネットを張るほか、下草刈り作業に加え、散策用の道づくりを進めている。

品田社長は「しっかり森を整備し、水源の森と水を守りたい。将来的には、AGF関東で製造するブレンディボトルコーヒーで使う水量の総量にあたる面積(約10ha分)を目指す。感謝の気持ちと謙虚な姿勢で活動を続けたい」とした。山本市長は「赤城は群馬県民の誇りであり、味の素AGFがローカルな赤城の森林に目を向けて下さったことが嬉しく、励まされる気持ちだ」と話した。

〈食品産業新聞 2018年6月4日付より〉

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