ビール190円、チューハイ150円 “破格の安さ”で挑むコロワイドの新業態

熱々の状態で提供される「鉄鍋餃子」
〈「3・6・5酒場」渋谷本店オープン〉
居酒屋大手のコロワイドMD(横浜市西区、蔵人賢樹社長)は2月21日、新業態「3・6・5酒場(さんろくごさかば)渋谷本店」(東京都渋谷区)をオープンした。

生ビール税抜き190円(以下、全て税抜き)、チューハイ150円の同社業態史上、最安値に設定した低価格居酒屋で、トレンドの餃子と焼きそばを看板メニューに引っさげた。既に同じ渋谷区内に2店舗のオープンが決定しており、既存業態の転換により今後、店舗を急拡大していく意向だ。

〈「圧倒的安さ」と「気持ちのいいサービス」で”365日通える居酒屋”を目指す〉
開発を担当したマーケティング部統括部長の橋澤順氏は、「目指したのは365日毎日通える居酒屋。毎日食べても飽きない美味しさはもちろん、毎日でも来られる圧倒的安さ、いつ誰と来ても気持ちのいいサービスにもこだわった」と同業態の特長を説く。

客単価は1700円~1800円を想定。「アサヒスーパードライ中ジョッキ」が190円、「チューハイ(レモン入り)」が150円で、両品とも同社グループが展開する居酒屋チェーンで、最も安い価格に設定した。

「4月以降、業務用ビール類の値上げが発表されているが、当業態に関しては企業努力で価格を据え置く。料理についても手ごろな価格に設定しており、食材原価率は当社で最も高い業態。昼からのオープンにより客席回転率を上げることで、高原価率をカバーしていく。好調に推移すれば、年間10から15店舗の出店を実現したい」(橋澤氏)。

〈目標は「かまどか」と比べ売上1.7倍、客数2.5倍〉
メインターゲットは渋谷に集う若者や会社員で、リニューアル前の居酒屋「かまどか」と比較して、売上高で1.7倍、客数で2.5倍を狙うという。大手だから提供できる圧倒的バリューを実現し、安さと気軽さで若者の人気を集める”ネオ大衆酒場”に挑む。

看板メニューに掲げる店内包みの餃子は、丸い鉄鍋に円状に敷き詰めた「鉄鍋餃子」(1人前450円)。焼きそばは牛スジ煮込みを入れた「ぼっかけ焼きそば」(550円)など屋台風の鉄板焼そばを提供する。自家製酢みそを使用した「マグロぬた」(490円)などさっぱりとした酢の物10種も用意し、女性客も呼び込む。

▽「3・6・5酒場」渋谷本店概要
所在地=東京都渋谷区神南1-22-10 皆川ビル2F
営業時間=12:00~24:00

〈食品産業新聞 2018年3月12日付より〉

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