日本酒造組合中央会が発表した2017年1~12月の全国の単式蒸留焼酎課税移出数量は45万830klとなり、前年比では1.6%減で着地。12月単月は5万2,647klで4.5%減。さつまいもと米の2ケタ近い減少が響いた。

2017年1~12月累計の出荷数量を主要原料別に見ていくと、最も出荷数量が多いさつまいもは20万5,332klで1.4%減。2015年以来2年ぶりの減少となった。

宮崎県の「さつまいも」出荷数量は11万5,282klで3.0%増。しかし次ぐ鹿児島県は8万1,656klで6.6%減と伸び悩む。ただし、2018年にはNHKの大河ドラマ「西郷どん」の放映もあり、関係者からは出荷数量の増加が期待されている。

さつまいもに次ぐ「麦」は18万3,894klで1.6%減。2012年以来6年連続の減少となった。「麦」出荷数量トップの大分県は9万2,926klで3.1%減。対して福岡県は3万6,907klで1.5%増。なお、福岡県は焼酎全体の出荷量でも2.9%増となり、九州7県と沖縄県の中では最も大きく数字を伸ばした。

「米」は3万8,549klで5.0%減となり、主要原料別では最も大幅な減少となった。泡盛を生産する沖縄県は2万1,059klで5.2%減、「球磨焼酎」を生産する熊本県は「米」の出荷量が1万2,633klで4.7%減と主要産地は双方振るわない結果となった。

〈酒類飲料日報 2018年2月7日付より〉

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