〈「おむすびの日」記念アンケートの結果を発表〉
ごはんを食べよう国民運動推進協議会(会長=林良博国立科学博物館館長、東大名誉教授)はこのほど、第18回「おむすびの日」記念アンケートの結果を発表した。この種の調査では米の消費が減退しつつある実態が浮き彫りになることが多いが、今回は意外なほど前向きな結果となっているのが特徴だ。

同協議会では、被災者がボランティアによる炊き出し(おむすび)に助けられた善意を忘れないようにと、阪神・淡路大震災が発生した1月17日を「おむすびの日」と定め、毎年イベントに取り組んできたが、アンケート調査を実施したのは初めて。今年1月4~31日、インターネット上で回答する方式で実施。

「抽選で100人に2kg相当のお米券を進呈」としたことも手伝って、回答者数7,146名と、この種の調査としては驚くほど多い母数を確保した。それだけに調査結果の信憑性も高いと言える。

〈Q1.おむすびを最近1週間に何個食べましたか? そのうち市販のおむすびは何個ですか?〉
全体で3.64個、うち市販は1.64個。男女別では男性3.94個、女性3.51個。うち市販は男性2.26個、女性1.38個で、ともに男性のほうが多かった。

年代別では、食べ盛りの10代未満4.30個(うち市販2.90個)、10代4.39個(同2.20個)と最も多く、次いで20代3.96個(同2.14個)、30代3.70個(同1.97個)、40代3.60個(同1.41個)、50代3.57個(同1.32個)、60代以上3.28個(同1.25個)と、年齢層が上がるにつれ少なくなる傾向となった。

東西別では、東日本3.48個(同1.82個)、西日本3.90個(同1.34個)と「西高東低」。地域別では〈1〉中国4.36個(同2.26個)、〈2〉北陸3.86個(同1.25個)、〈3〉近畿3.85個(同1.42個)の順で、逆に少ないのは、下から〈10〉北海道3.25個(同2.11個)、〈9〉甲信越3.27個(同1.70個)の順。

市販の数でも中国が最も多かったが、少なかったのは北海道ではなく四国3.38個(同1.13個)となった。

都道府県別では、〈1〉長崎8.46個(同1.13個)、〈2〉福井5.37個(同1.63個)、〈3〉広島5.13個(同1.21個)の順で、ワーストは下から、長野2.60個(同1.64個)、香川2.87個(同1.07個)、富山2.95個(同1.26個)の順。

〈Q2.日本の食料自給率は38%(平成28年度、カロリーベース)で、先進国中最低水準です。これについて、あなたはどう思われますか?〉
全体では「非常に不安である」(50.8%)、「少し不安である」(41.9%)合わせて92.7% に達し、「あまり不安はない」(6.1%)、「分からない」(0.7%)、「全く不安はない」(0.5%)を圧倒した。

性別や年代、地域などを問わず全く同じ傾向で、協議会では「多くの人が、日本の食料自給率の低さに不安を抱いていることが分かった」と指摘している。

〈Q3.全ての国民が1食につきごはんをもう1口食べると、食料自給率が1%上がると言われています。あなたは、これからどうしますか?〉
全体では「これからは1口多く食べるようにしたい」(77.6%)が圧倒的で、「特に気にしない」(14.8%)、「分からない」(7.6%)は少数派。

特に女性や20代以上で意識が高い傾向にあった。だが、10代では23.7%が「特に気にしない」回答で、協議会では「若い世代へ食料を自給することの必要性を伝えていくことが大切であると分かった」としている。

〈米麦日報 2018年4月19日付より〉

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