日本植物油協会、日本こめ油工業協同組合、日本マーガリン工業会、油糧輸出入協議会、全国油脂販売業者連合会、全国マヨネーズ・ドレッシング類協会の油脂6団体による、第59回新年交礼会が7日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで行われた。

はじめに、八馬史尚・日本植物油協会会長(J-オイルミルズ社長)が年頭祝辞を述べた。始めに、相次ぐ自然災害や経済環境など国内外の情勢への言及に続いて、予想される油脂業界の外部環境の変化について、TPP11や日欧EPAなど自由貿易協定の進展、原産地表示やGMO表示など食品表示問題への適切な対応、政府方針に基づく生産性革命に応じた付加価値向上の具体的努力の必要性を挙げた。

その上で八馬会長は、「言うまでも無く油脂は重要な栄養源であり、健康維持、身体機能の適正化に不可欠な食品だ。改めて油脂の健康価値が見直される中で、こうした動きを大切にし、油脂の価値向上、さらなる市場活性化につなげるための粘り強い挑戦を続けていく必要がある」と述べた。

さらに、「グローバルで見ると、異常気象と地球温暖化、さらには食資源問題、プラスチックによる海洋汚染などサステナビリティに関する課題がある。国内では少子高齢化に伴う市場縮小、人手不足、物流費の上昇など課題は山積している。その中で企業に求められる役割や責任に対して、個々の努力はもちろんのこと、業界内、あるいは業界間や製配販、産官学といった壁を越えた取り組みにより、互いの力を結集して、生産性の向上、社会課題の解決、ひいては公益へのより大きな貢献をするための協業の輪を広げていくことが必要な時代だと考えている。外部環境は不透明感と厳しさを増すと考えられるが、こうした時こそ共通する課題に真摯に対応し、食品産業全体の繁栄を目指し、活力に満ちた活動を展開していきたい」と述べた。

〈大豆油糧日報 2019年1月9日付より〉