入社式でのビール4社トップあいさつ

酒類飲料日報 2018年4月3日付
4月2日の入社式でのビール4社あいさつの概要は次のとおり。

【アサヒGHD・小路明善社長】今年の計画では利益の40%を海外事業が占め、アサヒグループの社員構成も60%が海外の社員となった。▽仕事で成果を出す強さを持つと同時に、同僚の愚痴や部下の悩みに耳を傾ける優しさがなくてはならない。

【アサヒビール・平野伸一社長】「挑戦」はアサヒビールのDNA であり、失敗を恐れずに「挑戦する人」になって欲しい。▽本年、アサヒビールは「ビール改革元年」として、付加価値のある新商品を多数展開している。商品だけではなく、皆さんの行動そのものも価値を生み出すことができる。

〔アサヒグループ新入社員〕アサヒビール93名、アサヒ飲料49名、アサヒグループ食品27名、アサヒロジ8名、ニッカウヰスキー6名、サントネージュワイン1名、エノテカ32名、なだ万80名、アサヒフードクリエイト4名、アサヒ飲料24名、10社計324名。

【キリン・磯崎功典社長】課題を解決する時にハードとイージーの2つの道があった場合、ハードな道を選択し修羅場を経験してほしい。▽世界は大きな変化の中にあり、お客様の価値観もどんどん変化している。現場にこそすべての真実がある。現場が弱い会社は生き残れない。▽一人で成功はできない。周囲を巻き込むことが大事であり、それには本気感・熱意が不可欠だ。

【サントリーHD・新浪剛史社長】世界は今、誰も予想がつかない巨大な変動の中にある。サントリーが生き残っていくためには、イノベーションを起こし、変化し続けることが重要。そのベースとなるのがダイバーシティだ。多様な価値観を尊重しながら、意見をぶつけ合う。そこから新しい価値が生まれる。若者らしい大胆な発想で、周囲が驚くようなチャレンジをしてほしい。

【サッポロHD・尾賀真城社長】サッポログループは世界に広がる「酒」「食」「飲」で「個性かがやくブランドカンパニー」を目指しており、国内外に誇れるオンリーワンのブランド資産を持っている。

【サッポロビール・髙島英也社長】経営理念の「お客様の生活をより楽しく豊かにする」の実現には、自分自身を楽しく豊かにすることが必要。皆さんの元気な活躍こそが、サッポロビール成長の源泉だ。

〔サッポログループ新入社員〕サッポログループ132名。サッポロビール78名、ポッカサッポロフード&ビバレッジ35名、サッポロライオン14名、サッポログループ物流2名、神州一味噌1名など。

〈酒類飲料日報 2018年4月3日付より〉

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