ビール4社の春の新商品の発表が出揃った。2026年を最終年度とする段階的なビール類税率の一本化を睨んで、各社、狭義のビールへの注力が目立っている。また、4月のビール定義の拡大に伴い、これまでビールの副原料としては認められていなかったオレンジやグレープフルーツのピール(皮)、コリアンダーシードなどを使用したビールが各社から発売される。

各社、狭義のビールの基軸ブランドへの投資を強化している。一方で、販売目標が100万c/sを超える大型商材としては、アサヒビールが今年から通年販売する「スーパードライ 瞬冷辛口」(3月13日発売)、副原料にレモングラスを使用した「グランマイルド」(4月17日)を発売。

キリンビールは新ジャンルでアルコール7%の力強い飲みごたえの「のどごし STRONG」(1月23日発売)が2月末には年間目標の約3割にあたる100万c/sを突破し、年間目標を約1割増の390万c/sに上方修正している。また、満を持して「ここまでうまいと時代が変わる。」と謳った新ジャンル「本麒麟」を3月13日に発売している。

サントリービールは、好調の「頂〈いただき〉」に加えて、アルコール7%と糖質ゼロを両立させた「頂〈極上ZERO〉」を4月17日に発売する。

サッポロビールは、〈低カロリーNo.1〉の新ジャンル「極ZERO 爽快ゼロ」(1月30日)に加えて、発売10年目で、シンプルさという原点に立ち戻って投資している新ジャンル「麦とホップ」が3月6日に発売されている。

〈酒類飲料日報 2018年3月27日付より〉

【関連記事】
「No.1としてビール市場の改革元年にする」/アサヒ18年方針
ビール定義拡大に伴い、クラフトビールへさらなる注力/キリン
「プレモル」で「泡」に着目した〈神泡〉プロモーション/サントリー18年方針
「続・ビール強化」を掲げ、4年連続前年超え目指す/サッポロ18年方針
4月1日のビールの定義変更で各社が新商品、柑橘フレーバーが主流
ノンアルビールの出荷、"08年比15倍" 背景に技術向上、各社は販売拡大を計画