【第67回全国味噌鑑評会】前年から19品増の306品を審査中 / 11月19日表彰式、当日は13時まで出品された全てのみそを展示・入退場自由
中央味噌研究所は15日、第67回全国味噌鑑評会に関する記者会見を開いた。小川由高理事が今回の開催概要を説明し、審査長を務める柏木豊理事が審査会の報告をした。なお、熊本地震による出品数への影響はみられなかった。
審査会期は14日から23日までの6日間、表彰式は11月19日15時から鉄鋼会館で行う。表彰式当日は一般公開展示として、出品された全てのみそを全中・全味ビル7階会議室に展示する。事前の参加申し込みは不要で、9時30分から13時までの間、自由に入退場できる。
今回の出品総数は前回の287品より19品多い306品となった。1工場につき3点以内の出品が可能で、今回は147工場から出品された。前回からは7工場の増加となる。
増加要因について小川理事は、コロナ禍があけて地方の品評会が徐々に再開されており、全国規模の鑑評会にも今までのように出品するメーカーが増えてきたとする。
また、「昨年、一昨年の一般公開展示に来場し、今まで出品していなかったけれど客観的な評価がほしいということで、新たに出品した工場がある」と説明した。
鑑評会の目的については、「受賞というよりは、みその品質向上を目指して技術の研さんを図ることを目的としている。一つ一つみその審査をして、それらのコメントをしっかりと書いて、みそを製造しているメーカーにお返しをする」と話す。
一般公開展示は、「自社のみその評価を社内だけで判断するのではなく、他社やほかの地域がどういうみそを出品しているのかを見て勉強していただく場」と位置付ける。

〈柏木審査員長「出品総数が増加に転じて胸をなでおろしている」〉
会見前の全中・全味ビル1階会議室では、「Ⓔ赤色系・辛・粒」の審査が行われていた。出品総数306品のみそは12区分に分けられ、6名の審査員が官能審査を行う。その結果をもとに秀、優、良、可の格付けを行い、順位をつける。
全区分の審査終了後、授賞選考会で農林水産大臣賞6本や、今年から名称が変わった農林水産省大臣官房総括審議官(新事業・食品産業)賞15本などの授与を検討する。
12区分のうち出品数が最も多いのは「Ⓔ赤色系・辛・粒」で62品(前回59品)、そのうち16品は主要産地である長野県から出品された。次いで出品数が多い「D淡赤色系・辛・粒」は41品(同34品)だった。
柏木審査員長は「出品総数が昨年よりも約20品増えた。このところ減少気味だったが、今年は増加に転じているということで胸をなでおろしているところだ。12区分のうちどこかが急激に増えているということではなく、それぞれで数品ずつ増えた」と報告した。
続いて14日から始まった審査を振り返り、区分ごとの所感を述べた。12区分のうちⒺは、「今年も食欲をそそる赤色の色調と、香りが立つ品質の高いみそが多く出ている。以前は色の鮮やかさが強いものが多かったが、近年、赤色系の区分ではみその発色が自然に出ている」とした。
九州を中心に出品された「G麦みそ・淡色系」12品(同12品)、「H麦みそ・赤色系」15品(同16品)、「I米と麦の調合みそ」22品(同19品)は、カラメルのような甘い香りが立ちあがっていたという。「今年は熊本地震があり、被害の影響が出てくるかと心配していたが、熊本の皆さんの頑張りで多数出品いただいた」。







