【ファミマ】手間を省く「キャンセル」需要対応商品を拡充 / 調査では8割近くが時短調理志向、対応する冷食を強化
ファミリーマートは、プライベートブランド(PB)「ファミマル」で、日々の調理工程の手間を省く「キャンセル」需要に対応した商品を提案している。昨今、自炊の全工程を最初から最後まで行うのではなく、負担に感じる特定の工程を上手に省く「調理工程キャンセル」がトレンドとなっている。
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同社はこうした生活者の変化を捉え、家庭における調理の効率化や、購入した食品を食卓に取り入れる実態を明らかにするため、「調理効率化と食卓に関する意識調査」を実施した。今回、その調査から浮き彫りになった現代の食卓事情と生活者の本音に寄り添う解決策を提示した。
同社が10月にインターネットを通じて実施した調査結果(サンプル数500人)によると、普段の食事づくりについて「調理にかける時間や手間を減らしたいと思うか」との問いに対し、79.4%の人が「とても思う」「やや思う」と回答した。さらに「すべての料理を自分で一から作る必要はないと思うか」という質問に対しても、77.2%が「とても思う」「やや思う」と同調している。毎日の食事づくりにおいて、すべての工程に同じように時間をかけるのではなく、必要に応じて負担を減らしながら食卓を整えたいという意識が、生活者の間でごく一般的な感覚として定着しつつあると同社は分析する。
また、食事作りの中でできれば省きたい、あるいは効率化したい具体的な工程についての回答からは「まな板を使う」が39.8%、「包丁を使う」が38.2%とそれぞれ約4割に上り、刃物とまな板の準備や洗浄、衛生管理に伴う手間の削減ニーズが高いことが示された。次いで「お皿を洗う」工程を省きたいという回答が35.8%となり、3人に1人以上が食後の片付けを大きな負担に感じている。調理そのものだけでなく、前後の準備や後片付けを含めた「工程単位」での効率化が強く求められている。
さらに、同調査では約6割の生活者が食卓に市販品を取り入れることを「賢い工夫」だと回答した。コンビニ研究家の田矢信二氏の解説によれば、1997年以降は共働き世帯が専業主婦世帯を上回り、その差は年々拡大しているという。
同社はこうした調査結果を背景に、生活者が省きたい調理工程やシーンに合わせて選べる「ファミマル」商品のラインアップを強化している。なかでも同社が注力し、生活者からの支持も厚いのが冷凍食品だ。調査で35.8%の人が負担に感じていた「皿洗い」のキャンセルニーズに対し、同社は容器のまま手軽に食べられる冷凍食品を豊富に展開している。
また、約4割の人が省きたいと回答した「包丁を使う」「まな板を使う」という「包丁キャンセル」のニーズには、冷凍野菜を提案。「1/3日分の野菜が摂れるチン!する温野菜」や「このまま使えるカットほうれん草 200g」などは、あらかじめ洗浄およびカットされた状態で冷凍されており、まな板や包丁を出す必要がなく、使いたい時に使いたい分だけを取り出してそのまま調理に活用できるため、下ごしらえの時間と手間を劇的に削減できる。生ごみが出ない点もメリットが大きい。
同社では調査結果に応じ、冷凍食品以外の商品もシーンに合わせて提案している。焼く、煮るといった火を使う調理を省きたい「コンロキャンセル」には、温めるだけでメインディッシュになる「じっくり煮込んだ極ほろっ豚角煮」や「丸ごと食べられる!国産さんまの塩焼き」「こだわりのたれの牛丼」といったチルド惣菜を展開している。
さらに「甘辛仕立てのれんこんきんぴら」や「明太子が美味しい明太ポテトサラダ」「国内産コシヒカリごはん 180g」などを組み合わせることで、火を使わずに献立が完成すると提案している。
加えて物価高に対応するため、同社は来年2月まで毎週金曜日に「冷凍食品2個で50円引き」となるセールを実施している。
〈冷食日報 2026年11月6日付〉
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